2000年エベレスト清掃登山 , ヒマラヤ

2000/04/20

シガツェからシガール

さすがにディスコの後遺症が現れ朝から疲れを感じる。楽しんだからいいか!今 日もまた半日ジープに揺られ、舗装されていないガレ道に揺られながらひたすらチベット高原を一路チョモランマへと向かう。このチベット高原のスケールの大 きさに圧倒される。ジープで数時間走っても景色がほとんど変わらず。毎回、チベットに来て疑問に思うのだが、まったくの無人地帯、村も町もないただ一本の 高原地帯に走る道を何時間もかけてジープで走っているのに時たまポツンと1人や2人のチベット人がほとんど荷物も持たずにトコトコと歩いている。一体彼ら はどこから現れどこに向かうのか。私には分らない。

 途中のツオー・ラ峠で休憩し、村口カメラマンが化石があると教えてくれた。よく探すと貝の化石がごろごろし ている。標高4500メートルのこの砂漠地帯で二枚貝の化石を自分が見つけ拾えるなんて感動!ここは数万年前まで海の底だったというあまりにもかけ離れた スケールを自分のこの手で実感できるんだから、ウーン、ロマンチックですね。大事に布に包み持ち帰ろう。ジープで7時間、やっとシガールに着いた。

 「太陽」の横の席を独占していてもやはり疲れるものは疲れた。この日はさすがにディスコどころではなく早々と皆寝室へと消えていった。

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