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ヒマラヤ , 政治

ネパールから見た日本の政治

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2002/02/16

ネパールから見た日本の政治

 

DVDデッキにはPanasonicと書いてあった
川口大臣はグローバルな意識をお持ちな素敵な女性。場は大いに盛り上がった
川口順子氏の外務省での活躍に、大いに期待したい

 カラパタール登頂後、クムジュンにあるニマ・オンチュウの家に戻った。この4000メートル弱の村にもテレビがある。パラボラアンテナを広げ、中国・インド・パキスタン等のテレビ番組が見られる。ヒマラヤの村々の発展にはいつも驚かされる。10年前は電気もなかったこの村。いまでは水力発電で24時間電気がある。電気ストーブまであるし、DVDで映画観賞を楽しむシェルパ達の姿。10年前は想像もできなかった。

 オン・チュウの家で中国のテレビニュースを見ていた。中国語だからなにを言っているのかわからないが、オン・チュウと想像力を働かせながら見ていたら、いきなり田中真紀子外務大臣が登場。中国語だからよくわからなかったが、何度も何度も繰り返され、
「ただごとじゃないな~」
と思いきや、小泉内閣支持率30パーセントと漢字のスーパーが出てきたので、
「こりゃ更迭だ!」
と驚いた。でも30パーセントってことはないだろうと、中国よりの田中大臣だから中国人の感情も手伝ってだされた支持率だろうが、なぜ更迭されたのかはわからなかった。日本に帰国してから田中大臣更迭の経緯を知った。あの鈴木宗夫氏と外務官僚との争いが更迭に繋がったようだけれど、小泉総理は国民感情を理解していないのか、田中真紀子更迭のタイミングがあまりにも悪すぎる。あの下品な自身の弁明しかしないまったく魅力のない鈴木宗夫と争ったことで田中真紀子を切れば国民からの反発は充分に予想できたろうにな~。

  しかし、国民も国民だ。一大決心し小泉さんを支持したのでなかったのか。痛みを伴う改革を謳った小泉改革に日本の将来を託したんじゃなかったのか。そう簡単に冷めてしまっていいのだろうか。忍耐がなさすぎる。

  そして次に外務大臣に選ばれのが川口環境省大臣。昨年、東京大学駒場祭で川口大臣と討論会を開き、大いに意見交換し、打ち解けられこれから環境省とのお付き合いのなかで、相談やまたアドバイスを頂く機会があるだろうと、とても楽しみにしていただけに、外務省に取られてしまったのは残念。

  ただ、国際感覚、また官僚の心理の心得、勤勉、人柄、そして鋭い視点、と粘り強さは外務大臣として充分に活躍できる方だろう。田中前外務大臣がやれなかった外務省改革や、外交への取り組みに期待したい。外務省に行っても頑張れ川口大臣。

それにしても、やっぱり寂しいな~。それにしても鈴木宗夫ごときに振り回された外務省幹部はあまりにも情けない!

  外交を預かるものとしての使命感がなさすぎる。睾丸を切り取られた宦官のような奴らだな~。・・・ちょっといいすぎたかな!?

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