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やっと夏休み

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2005/08/11

やっと夏休み

 今日から5日間の夏休み。春のヒマラヤ遠征(シシャパンマ)から帰国してからほとんど休みがないまま突っ走ってきた。どこでなにしてきたのか、もう思い出せなくなり、「野口健ニュース」を見てみたが、いや~我ながらよく頑張ったともう自分を褒めましたよ。なにしろ移動の連続。この移動というのが、また実にエネルギーを消耗するものです。そこで助かったのが、東京駅にある銭湯。よく新幹線から降りたらそのままその銭湯に行く。そしてサウナと水風呂に何度も何度も交互に入る。足がパンパンに浮腫み靴がきつくなっていつも新幹線の中では靴を脱いでいたが、あのサウナとマッサージにどれだけ助けられたか。そしてたまに垢すりしてもらうが、垢とともに疲れが取れていくのがわかり入院した時に看護婦さんが天使に見えるように、僕にはあの垢すりしてくれるおばさん達が天使に見えたなぁ~。

 ヒマラヤから帰国して2ヶ月ちょっとになるけれど、もうすでにヒマラヤに帰りたくて帰りたくてうずうずしています。学生の頃は多いとき年に3回はヒマラヤに通っていたけれど、今思えばあの頃は幸せだった。一年中、ヒマラヤの事だけを考え、体を動かし、またゆっくりと休み、そしてヒマラヤに癒され、今思えば夢のような生活だった。日焼けと凍傷で顔がボロボロになるぐらいがちょうどいい。もう1度、あの頃のような生活に戻りたいと思うこともあるけれど、なかなか難しいものです。 

 ヒマラヤから帰国した頃、久々に我が家でくつろいでいたら、かみさんが「この間、テレビでやっていたんだけれど、最近ペットショツプが問題になっていて、犬も生後3ヶ月は親と一緒にいないと、精神的に不安定になるみたいで、それなのにペットショツプが小さければ小さいほど売れるからといって生後一ヶ月あたりの子犬を売ってしまうのが多いんだって。そういう犬って突然飼い主に噛み付くことが多いんだって」などと話しかけてくるから、「そりゃ~酷い話だね。売れればいいってもんじゃないだろう」とついつい発言してしまったら、かみさんが、それ引っかかったとばかりに
「絵子(娘)が生まれてから、あなたはどれだけ家にいるの!少しは子供といる時間もつくって!」ときた。

 あ~はめられたと気がついたときすでに遅し。それから散々、説教されました。しかし、現場にでるのが僕の仕事であってそりゃなかなか難しいよ、と思いながらもかみさんの圧力に圧倒され、「男が仕事するのはあたり前、そして子育てもあたり前」とくるわけですから、なにかと大変なものがあります。ただ、先日痛感したのが、富士山での活動を終え、10日ぶりに帰宅したら、絵子さんに「誰、このおじさん」って顔され、久々にお風呂にいれようとしたら、逃げられ、いやはや悲しかったです。今日からの5日間は絵子さんと絆を深めるために父は頑張ります。

 それだけに僕は学生たちに言いたい。せっかく自由に過ごせる時間があるんだから、やりたいことをやれるうちに思いっきり腹いっぱいやってほしい。時間があるっていうのが、一番の財産であり、チャンス。夏休みをダラダラと過ごしたら、後々後悔しますよ。

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