2006年マナスル清掃登山

2006/04/12

寺院にて安全祈願

4 月 12 日、朝 8 時からシェルパたちとボナダートと呼ばれる寺院で安全祈願を行った。午後は先にネパール入りし高所トレーニングをしていた登山隊アドバイザーの小西博文さんと合流。この方はいつでも元気すぎるぐらい元気。特に日本にいるときの 100 倍以上は生き生きしている。8000 M 峰14座への無酸素登頂を目指している日本を代表する登山家で、私の兄貴のような存在で山岳会の中で数少ない親友であり尊敬する仲間です。

 シェルパ頭のダワ・タシがマナスル方面にいる親戚と電話で連絡したらベースキャンプ手前から膝あたりまで雪が積もっているとのこと。この春のマナスルは雪が多く苦戦するだろうとの情報を聞かされた。ダワ・タシと「雪崩には気をつけよう」と話し合い、特に第一キャンプから第二キャンプの間が今まで多くの登山家が雪崩の被害にあっているから要注意とのこと。 85 年にダワ・タシがマナスルに挑戦した際も第二キャンプ辺りで雪崩とやられ若いシェルパ一人が亡くなったと聞かされた。午後 11 時から再び外出禁止令。明日はどうなるのかな。

 夕食の時に銀歯が外れてしまい、明日は朝から歯医者さんに診察していただきます。高所での虫歯は痛みが激しく、まして銀歯が取れたままほっといたらそれこそ6000 M も超えたら痛くいて気が狂うだろう。なんでこんな時に銀歯が取れるのかなぁ~。余計な仕事が増えてしまいました。昼は「古都」という日本レストランで親子丼を食べましたが、美味しかったなぁ~。

 夜はビッラエベレストという韓国焼肉屋でたらふく肉を食べた。日本では寿司か蕎麦が主食の私ですが、ヒマラヤ目前のカトマンズにくると猛烈に「肉」が食べたくなる。エネルギーを蓄えようと体が戦闘体制に入ろうとしているのかもしれない。顔もだいぶマルクなって体重も増えてきました。 14 日からヒマラヤの生活が始まります。高所にいくと食欲が落ちるから今のうちに食べておかないと・・・。

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