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馬肉との出会い(美味しすぎて書いちゃいました。)

2006/10/10

馬肉との出会い(美味しすぎて書いちゃいました。)

講演で訪れた全国津々浦々。それぞれご当地の美味しいものがある。北海道では新鮮な海産物。仙台では牛タン。静岡で食べた美味しいうなぎ。兵庫で食べたカニ。四国のうどんも美味だった。
日本には美味しいものがいっぱいある。訪れた場所でそこの郷土料理や名産品を食べるのが楽しみの一つでもある。
その中でも今回食べた馬肉は馬肉印象を一気に上昇させた。今まで馬肉を食べたことが無かったわけではない。秋田や鹿児島でも馬肉を食べ、その時は舌打ちした思い出がある。都内でも馬肉を扱っている店もあるが、半分凍っている状態で出されることもある。もっとも、都内ではそれほどいい店に行った事がないのだが・・・。
講演で訪れた熊本。講演先が用意してくださった熊本ホテルキャッスル。熊本に行ったら馬肉。訪れるのが楽しみであった。
夜10時前くらいにホテルにチェックインし、チェックインを行ったらすぐに街へと繰り出した。ホテルのフロントで馬肉の美味しいお店を紹介していただき、木道のような、道の真ん中に木を敷き詰めたアーケードを潜り抜け、街のネオンや漂う美味しそうな熊本ラーメンの匂いにも負けず、一目散にそのお店に向かった。お店の名前は「馬肉料理 菅乃屋 銀座通り店」地下1階の落ち着いた雰囲気のお店だ。
入り口からすぐのレジの壁には有名人の色紙がずらり。だから美味しいというわけではないことは外食の多い食生活を送っている僕は良く知っている。そんなことはさておき、メニューは馬肉料理が殆ど。鮮馬刺しをはじめ、鮮馬刺しフタエゴ 、コウネ刺し、レバー刺し、特選馬刺しのタタキ、ステーキや焼肉、馬刺しのにぎり、しゃぶしゃぶやすき焼き、馬バラ肉のスープ等々、馬肉を使った料理ばかり。ひとまず馬刺し盛り合わせに馬刺しのユッケ、しゃぶしゃぶ、馬刺し納豆をオーダー。同時にスペイン産の赤ワインもお願いした。
まず、馬刺しの盛り合わせには度肝を抜かれた。綺麗に霜振ったトロのような赤身から心臓、大動脈、たてがみの付け根にばら肉、そしてレバー。やはり一番美味しかったのは赤身の部分。口に入れた瞬間にいやみの無い香りが漂い、噛めばちょうど良い油が下に絡む。
そして噛めば噛むほどに甘みが増すのだ。牛や豚では感じることができなかった甘みと香り。筋も無く飲み込むのがもったいないくらいであった。ポン酢やしょうゆ、レモンやしょうがネギをつけて食べたが、僕はゆず胡椒に辛口のしょうゆをつけていただくのが一番好きだった。またレバーもさながら、臭みは全く無く、ごま油に岩塩を混ぜたたれにちょこっと浸し、口の中に運ぶのだが、これがまた絶妙。
「自社牧場を持つこの店だから新鮮なうちに美味しく召し上がっていただけるのですよ」とお店のスタッフの方がおっしゃっていが、こちらは舌を鳴らすばかりだった。そしてもう一つのお気に入り素材は馬の大動脈。見た目は3ミリ四方の白く細長い物体。イカとか貝といったようなものだ。食べてみると歯ごたえはまさに貝柱。しかしこれまた変わった食感が僕に感動を与えてくれた。馬刺しのユッケはやはりゴマをふってごま油と特性のたれを混ぜていただいたのだが、ゴマとごま油の風味と馬肉の醸し出す甘さが絶妙にマッチ。馬のお肉の美味しさをまたまた再確認させられたのであった。
今回失敗したオーダーがひとつ。納豆とワインの組み合わせだ。単体で食べた馬刺し納豆。納豆好きな僕としてはイカ納豆や、オクラ納豆など、
納豆とつくものは必ずといっても良いほど注文するといっても過言ではないだろう。今回そんな調子で注文したのだが、飲み物として頼んだ赤ワインとの組み合わせが、これほど悲惨だとは思いもよらなかった。納豆を食べた後にグラスに口をつけ、一口飲んだ瞬間、納豆の香りが以上に目立ち、何だか苦味まで発する。馬の肉の味を感じることなど到底できず、もう二度と納豆と赤ワインは一緒に頼まないと誓った。知っている方もいらっしゃるかも知れませんが、納豆と赤ワインの組み合わせだけは絶対に避けたほうがいいでしょう。

今回の発見は「馬肉が旨い!」ということ、そして「納豆と赤ワインの組み合わせは最悪!」ということ。

「馬肉料理の菅乃屋」HP↓
http://www.suganoya.com/

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