橋本龍太郎氏と

2007/01/22

帰国報告

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帰国報告


本日(1月21日)、一月ぶりに祖国に戻りました。久々に我が家に帰り積もりに積もった書類に眼を通し、ヒマラヤにはないもう1つの大きな「山」を目にしながらどこにでも頂はあるものだと、そしてどの山も一歩また一歩と歩まなければならず、気の遠くなるような道のりですが、コツコツ、コツコツその繰り返しなのでしょう。
成田空港からは橋本龍太郎氏が眠る青山墓地に直行。まずは龍さんにヒマラヤでの出来事、そして何よりも龍さん自身がもっとも気になっているはずのカンティ小児病院について報告させて頂きました。カンティ小児病院に限らずネパール全国での小児病院のベッド数は897床。全国で897床しかないのである。弱肉強食の厳しい世界であり、生命力の強い、または一部の裕福な者しか生き残れない。したがって日本ならいくらでも助かる尊い命が日々待ったなしで消えていく。私はその厳しい現場を龍さんに案内され、そしていまその残された課題について大きなテーマを頂いた。所詮は登山家。私に何ができるのか検討も付かないが、生かされている以上、精一杯取り組んでいきたい。
 この一ヶ月間、シェルパ、そしてカメラマンの平賀淳君、ケイさんに助けられながらヒマラヤを充分に満喫してきました。ヒマラヤからエネルギーもたっぷり頂きました。明日から仕事初めです。そして2ヵ月後には再びヒマラヤ。このからヒマラヤまでトレーニングを中心にした生活を送りたい。そうしなければ8848Mの世界最高地点に到達しないだろうし、なおかつ生還することは難しい。いつまでも冒険人生が続くとも限らない。限られた貴重なチャンスをしっかりと自分のものにしたい。ロブチェピーク登頂後も清掃キャラバンは続きました。その様子は近々、野口健HPの野口健メッセージにてお知らせさせて頂きます。

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