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世界遺産 , 富士山

赤ちゃんポスト

世界遺産 , 富士山

2007/02/24

赤ちゃんポスト

 新生児を引き取る赤ちゃんポストの設置を計画していると報道されたが、どうなんでしょうか?確かに赤ちゃんが放置されて亡くなるといったケースがあるようですが、しかし、だからといって人間をポストに捨てる事が果たして人間の行為として許されるのだろうか?ペットを捨てるポストがすでに存在していると聞いたが、う~ん、命をそんなに無責任に扱っていいのだろうか。赤ちゃんポストによって助かる命もあるのだろうが、しかし、ポストを設置してしまえば気安く?気軽に我が子を捨てる人が増えないだろうか?難しい問題で簡単に答えが出ないだろうが、極めて赤ちゃんポストに違和感を感じてしまうのは私一人ではないだろう。う~ん、朝から気が重たくなるニュースだった。それにしても赤ちゃんをポストに置き去りにすることが法律的に許されるのだろうか・・・。

 22日の午前中は事務所にて取材。愛用品についての取材でしたが、僕は好きな物はとことん使う。20年前に購入したカメラは未だに現役。ピッケルも15歳の時に初めて買ったものを使っている。僕と一緒にずっと世界を旅してきた仲間です。初めてピッケルを買ったときは嬉しくて一緒に布団に入って寝た事がある。懐かしいなぁ~。夕方は北九州の小倉で講演。飛行機と新幹線を乗り継ぎ講演会場へ。小倉での講演はおそらく初めてで、会場が満員(約500人)となり、まお客様の反応もよく嬉しかった。帰りの飛行機の中では締め切りが迫る連載中(日経新聞・毎週土曜日夕刊)の記事を書き書き。移動中の原稿書きも慣れてきました。
ブログ1

飛行機の中で

ブログ2




 23日は大同生命保険相互会社の元会長の平野和男さん、副社長の齋藤敬さんと富士山の清掃活動について意見交換を行なってきました。一緒に富士山を綺麗にしましょう!と盛り上がりました。
 また平野さんはマナスル基金にもご支援頂きました。「何度か趣味の絵を描きにヒマラヤの麓まで行きました。私もヒマラヤに学校を作りたいと思っていました。そうしたら新聞でマナスル基金を知りすぐに連絡させて頂きました。開校式には私も行きますよ!」と本当に有り難いお言葉でした。前回のブログでも書いたように私は多くの方々に支えられて活動が行なわれています。人の情に触れるたびに出会いに感謝しています。

 夜は富士山の日(2月23日)として毎日新聞ホールで富士山クラブ主宰のシンポジウムが開かれ出席しました。「富士山大好き!百人の会」発足報告も行いました。そして第二部は森の学校副校長・富士山クラブ理事の舟津宏昭さんとの座談会。テーマは「世界遺産暫定リスト入りした富士山を考える」でしたが、何の為の世界遺産なのか、今後の課題、などなど日頃現場でゴミと格闘している仲間とトークしてきました。僕達の結論は世界遺産を目指す為に活動しているわけじゃないということ。ただ、世界遺産ということで環境保護が注目されるのならば大歓迎。世界遺産ありきで活動をするよりも、美しい姿に戻ったときに結果的に世界遺産に選ばれれば私は嬉しい。
富士山の日


世界遺産に関しては賛否両論。確かに受け入れ態勢をちゃんと築かないまま世界遺産に登録され逆に環境破壊が起きてしまった場所もある。何の為の世界遺産なのか、人寄せパンダとしての世界遺産ならそんなものはいらない。世界遺産の暫定リスト入りした事を1つのきっかけにじっくりと考えてみたい。 明日はコスモアースコンシャストアクトの講演会で秋田市へ。秋田での講演は久々。楽しみですが、ただ、いつもいつも日帰り。せっかく出かけるのだから泊まって美味しい食事でも頂きたかったなぁ~。それでは、おやすみなさい!


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