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清掃活動 , 自然保全

若村麻由美隊長と能登半島清掃!

清掃活動 , 自然保全

2009/09/27

若村麻由美隊長と能登半島清掃!

 9月22~23日、能登半島にて海岸清掃を行った。今回の清掃活動は若村麻由美さん発案。何故ならば能登半島で9月18日~11月15日まで仲代達也さん、若村麻由美さん出演の舞台「マクベス」が行われ、若村さんから「無名塾は能登半島の皆さんにお世話になってきました」また「富士山でゴミを拾ってきてから自分に何が出来るのか考えてきました。せっかく能登半島に二ヵ月もいるのならば舞台のない日に海岸のゴミを拾いたい」と相談を受けました。

若村麻由美さんと
 
若村麻由美さんと

 若村さんは2002年から富士山清掃を始め、近年では「エベレスト・富士山同時清掃活動」では富士山清掃隊長を引き受けてくださった。「野口さんは命を賭けてヒマラヤ清掃を行っている。私が力になれるのならば富士山清掃隊長を引き受けます。ですからヒマラヤ清掃活動に専念してください」となんとも心強かった。富士山清掃に向けての細かな打ち合わせなど自らが参加しスタッフに対し積極的に意見を述べた。形だけの隊長ではなく、当事者意識、また隊長としての責任感は我々富士山クラブと同じ、いや時にそれ以上であった。若村隊長の熱意に私だけではなく富士山クラブ一同みな感動したものです。

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 その若村隊長から能登半島で清掃したいとの相談。喜んで私、また富士山クラブも参加。富士山クラブのメンバーも富士山から駆けつけてくださった。また富士急トラベルの野口和さんも出来るだけ多くの参加者を集めようと利益を度外視し格安ツアーを企画してくださった。これも若村隊長の人望だ。

清掃後、若村さんと環境トークショーを行った

清掃後、若村さんと環境トークショーを行った

 初日は参加者のみなさんと「マクベス」を観賞。なにを伝えれば伝わるのだろうか。あの衝撃に鳥肌が立つような感動とまた同時に人の心理の怖さ。3時間強の演技の世界であったが、人間の中身が炙り出たような深い内容にあれから数日経つものの未だに「あのシーンのあれはこういう意味であったのか」と1つ1つを振りあえってしまうほど深かった。まるで天から神が下りて来たかのような演技に、あれは演技を超えていた。若村麻由美さんは舞台の人だ。

 能登半島海岸清掃ツアーには東京、名古屋から合計約100人が参加。漂着ゴミ清掃とまた若村さんとの環境トークショーを行った。約2時間の清掃活動で1トントラック一杯ぶんのゴミを回収。タイヤやテレビ、またペットボトルなどのプラスチック製品など様々なゴミを回収しましたが、それでも他の海岸と比べたら比較的ゴミがすくない。地元関係者に聞けば地元の方々が定期的に海岸清掃を行っているとのこと。三宅島と同じで地元に愛されていれば美しい。これだけ全国で清掃活動を行ってくればその違いが明確に現れてくる事を私はよく知っている。そして全体的に言えるのは日本はきれいになってきた。

沈んでいる空き缶を探している

沈んでいる空き缶を探している

テレビや洗濯機なども

テレビや洗濯機なども

 清掃活動を始めた当初は環境保護団体などごく一部の人々の活動であったが、いまではもう清掃活動は国民運動といってもいいだろう。この手ごたえがあるからこそ活動を続けられる。多くの参加者に活力を頂いてきました。若村さんのマクベスは11月15日まで続きます。どうかお体にお気をつけながら、多くの人に感動を与えてください。あれだけハードなスケジュールの中でありながら、私達との清掃活動の翌日も若村さんは地元の方々約400人と清掃活動を行っていた。本当に頭が下がります。これからも若村さんと一緒にこの日本、きれいにしていきたい。

羽田空港に着陸する直前のショット

羽田空港に着陸する直前のショット。なかなかでしょ。

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