奄美大島から戻り今度はぶらり一人旅。定期的に伊豆の伊東の山中に断食に籠りますが、その時に出会ったのが池の里の田園。何気なく散歩していて見つけた田園ですが、どこにでもありそうでいて、しかし、妙に引き付ける魅力のある田園。何度か通っているうちにこの田園の一年を追ってみたいと今回はカメラを手にそれこそ本当にぶらり旅。また田園にある神社が「山神社」。まさしく山の神様を祭っている神社。この里山は湧水が豊富でわさびが栽培されています。先日、里山を歩いていたらわさびを栽培している方と出会い、「わさびを一本どうぞ」と有難く頂戴しました。この山山に囲まれた池の里の田園に流れる山の水。
池の里の田園風景
鳥居の向こうに広がる田園
「山神社」まさしく山の神
しかし、この周辺の里山も近年、人の手が入らず荒れてしまっている。以前はこの里山でも炭を作っていたようです。しかし、今では登山道も歩けないほど荒れてしまったと「我々、農家も高齢化でね、山の管理はもう出来ないね」と農家の方が語っていた。森が手入れされ元気であればこそ恵まれた水が生まれてくる。「今はまだいいけれど先が心配だ」とも。
日本中にある里山。今、里山文化の復活が方々で謳われている。私もトキ野生復帰を目指して佐渡島の棚田復活事業
佐渡・環境学校を5数年間行ってきた。長野県小諸市で小学生達と
森林再生プロジェクトを行ってきたのも同じこと。
無人野菜売場
100円で購入
この池の里の田園なら日帰りでも通える。四季を通して田園の移り変わりを見たい。帰り道端に無人野菜売場を発見。田園にしろ、この無人野菜売場にしろ、何処にでもあるのかもしれないが、心がホッと和み、いつまでもこうしてさり気なく残ってほしい「日本の香りだなぁ~」としみじみ。
バリバリ働いていたサラリーマンが定年退職後に突然、盆栽にハマってしまったようなものなのかどうか、最近、私はどうもこうしたさり気なく優しい日本の風景に感じるものが多い。もう晩年?
伊豆の海
さて、今日から再び仕事。講演ロードが始まります!よし!もう一踏ん張り頑張らなくちゃ、頑張らなくちゃ!
12月3日 野口健