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富士山

ほっと静かな御坂山系

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2011/11/15

ほっと静かな御坂山系


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10月25日、雨の白神山地から戻りその日のうちに山梨県河口湖町へ。そして翌日の早朝から御坂山系へ。二年前に平賀カメラマンと二度ほど縦走しましたが、このコースは(河口湖浅間神社~三ツ峠~黒岳~破風山~節刀ケ岳~金山~鬼ケ岳~森の学校(西湖湖畔))ひたすらに長い。前回は12時間前後かかった。
しかも、稜線は辺り一面に木が生えているので景色が開けているわけでもなく(部分的には開けているが)。そしてなんとも地味。前回、ヘロヘロになって森の学校に到着した時には「もうここは歩かない!」なんて言っていたものの、不思議なもので2年も経つとふと恋しくなるものです。なんだろう、八ヶ岳や北アルプスのような迫力はないものの、なんとも素朴で、そうだなぁ~木漏れ日が実に似合う山。三ツ峠は人気コースで沢山の登山者で賑わうが、それ以外の山々はシーンと静まり返っている。人の足跡よりもイノシシのトレースの方が目立ったり。そして木々の間から時より見せる富士山に眼下は河口湖。歩いているうちに段々と空の色が濃くなり、夕日から徐々に赤紫に紺色、そして真っ暗闇に。月光に薄ら映る富士山。富士山に雪が乗っているときは富士山の雪を月光がくっきりと照らし、雪がないときは富士山の場所だけが暗く周りの雲が照らされる。いいんだなぁ~。このさり気ない感じが。好きです。
ただ、なにしろ長い。全て端から端まで歩く必要もないが、どうせやるなら全部登りたくなるし、まあ~やれない距離でもないのでついついハードな縦走になってしまう。

今回は撮影に凝ってしまったので、結局14時間近くもかかってしまった。縦走最後の山、鬼ケ岳に登頂したのは19時過ぎ。すでに真っ暗闇。またその日は木枯らし一番が吹き、山頂でブルブルと震えていた。しかし、山頂直下からの景色はあっぱれ。進行方向右側は甲府の夜景、左側は河口湖町の夜景。右見て左を見え、左を見て右を見る。その繰り返し。あの町の光の一粒一粒に人々の生活がある。真っ暗闇の山の頂から、その光を眺めながら、そこにはどのような生活があるのだろうかと勝手に想像を膨らませてみたりする。不思議な気持ちになるものです。

結局、富士山クラブの本拠地、森の学校に到着したのは20時半過ぎ。フラフラになりながら到着したら富士山クラブの舟津さんが「待っていたよ」と出迎えてくれた。エベレスト登山からの生還ではないので抱き合って無事を喜び合うわけではないが、お互いに目が合い、そしてニコリと舟津さんの「ケンさんも好きだねぇ~。よく歩くよ」。そして「いや、疲れたよ。もうこのコースは歩かないよ」という僕の発言に、「2年前も同じことを言っていたよ。2年後、また御坂山系から降りてくるの待っているからさ」と。御坂山系も素朴ならば、会話までもが、なんともさり気ない言葉になる。これが妙に心地いい。

それにしても本当に2年後にまたこのなが~いコースを歩くのだろうか・・・。

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鬼ケ岳山頂にて

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