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産経新聞連載「台湾からの救援の声を閉ざしていた」

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2016/03/11

産経新聞連載「台湾からの救援の声を閉ざしていた」

昨日の産経新聞連載記事です。
震災前に台湾の李登輝元総統とお会いした時に李登輝先生は「台湾の地震の時に日本からの援助は忘れません。沢山の仮設住宅が届きました。
台湾人はこの事は決して忘れません。もし、日本に災害がもたらされた私たちが助ける番です」とお話されていらっしゃいました。
そして3・11。李登輝先生は日本に救助隊を派遣すべくすぐに動いて下さった。
しかし、日本政府(民主党政権)は事実上、台湾政府からの要請をすぐに受け入れなかった。
その事に関し李登輝先生は「日本政府は中国に遠慮したのだろうが、72時間経過すると生存率が急激に減少するにも関わらず残念だ。
政治的な問題よりも国民の命を守る方が先決である」といった思いを月刊誌に手記という形で発表されました。
震災の時には共に助け合おうと硬い握手を交わしていただけに、残念な出来事でした。
そして、日本政府は台湾に対し無礼な扱いをしてしまったにも関わらず、台湾から多くの義援金が日本に届きました。
感謝し涙がでる思いと、台湾の皆さんに失礼してしまった事がなんとも情けなく泣けてしまったあの出来事を私は生涯忘れないでしょう。
あれから5年経つのですね。
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