2005年、9月28日 長野県下諏訪町にて講演会「若年求職者の集い～野口健さんを囲んで～とどけ！フリーター・ニートの声！」が開催さ れました。（主催：長野地域労使就職支援機構・連合長野・長野県経営者協会） 野口は「ニートの問題は贅沢病でもある。ネパールやアフガニスタン、生きる のに必死な国々では、ニートの問題はない。日本の若者の間では ” どうせ自分がやっても。”という諦めが広まっている。」と語っていました。自分の生い立ち、富士山清掃活動、環境学校などを話の例に出し、野口は「あまり にも汚い富士山を前に、どうぜ俺がやっても世界遺産にも、きれいにもなるわけないと諦めそうになったことは何度もあった。でも年々、多くの方々が僕をサ ポートしてくれて、手ごたえが生まれ、それが使命感に変わった。環境学校では、親に無理やり参加させられたニートの子供が、初日は消極的で何も喋らなかっ たのに、最終日にはリーダー的な存在になり積極的になる姿を何度も目にした。子供のアクションを待つのではなく、時に強制的にでも何かの社会活動に参加さ せることは重要。」と締めくくっていました。
