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タイトル「さんぽ〜Himalaya monochrome〜」について

今回、野口健フォトギャラリーさんぽ〜Himalaya monochrome〜編を掲載するにあたり、 タイトルを皆様よりご提案いただきました。
短い期間ではありましたが、大変多くの方々より応募いただきました。
すべてのメールを拝見し、大変吟味いたしました。
どれも素敵なタイトルが多く、一つに絞るのは大変難しい作業でした。
今回、東京都の小池鉄兵様よりご提案いただいたタイトルにさせていただきました。
彼のタイトルに秘められた思いに、強く魅せられたからです。
ここに、彼のメッセージを載せさせていただきたいと思います。

野口健

さんぽ〜Himalaya monochrome〜

さんぽ〜Himalaya monochrome〜登山は、神々の庭での散歩であると聞いたことがあります。
命をかけた散歩。だから、どの写真も命が込められた写真で、気迫を感じます。

人は歩く時に、一歩を必ず踏み出します。でも、二歩目がないと前に進めません。
そして、二歩だけだと、右足と左足は止まります。
三歩目があって、初めて歩みが継続されます。三歩目は、実は一歩目になる。
このさんぽ〜Himalaya monochrome〜登山が成功したときは、実際は次の登山の一歩目になっているはずです。この一歩目、二歩目、三歩目が一歩目になるを繰り返し、人は進んでいると思います。

ただ、歩き続けると、人は倒れてしまいます。歩くという字は、少し止まると書きます。
三歩進んで二歩下がってもいいですし、少し休んでもいい。そしてまたその三歩目を一歩目にして二歩目を出し、三歩目を出す・・・

3月の震災で、人の心は発展に対して臆病になってしまいました。僕もそうです。でも、このさんぽ〜Himalaya monochrome〜写真は、人に大きなパワーを与えてくれます!神々の庭、広大な、巨大な、荘厳なる山を、小さな一歩を重ねて行くことで登っていく、その姿に人々は復興の力をいただけるのだと思います。

小池鉄兵