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「ヒマラヤを振りかえって」

 無事にヒマラヤから戻ってきました。2年ぶりのエベレスト街道。エベレストとの久々の再会でした。年末年始はこのようにヒマラヤで過ごすのが恒例(昨年はボルネオ島)となっていますが、ヒマラヤで過ごしながら一年を振り返り、そしてこの一年間の出来事、経験を次にどのように繋げていくのか、そんな事を考える大事な時間。











エベレスト街道には至る所にラマ教の壁画がある

 今回のヒマラヤの旅ではダワ・スティーブン・シェルパとの再会もありました。彼は私が行ってきたエベレスト清掃活動(2000〜2003)の後に、「今度はネパール人がエベレスト清掃活動を行う」とシェルパ自身が声を上げ今日に至るまでエベレスト清掃活動を続けてくれている。もうすでに15トン以上のゴミを回収したとのこと。

 そのダワ・スティーブン・シェルパとエベレスト清掃活動の話になり、「ケン、あの頃と違うのは最近は温暖化の影響でエベレストの氷河も溶けているんだ。溶けた氷河の中から古いゴミが沢山でてくるんだ」と。そして「リーマンショック後、世界中が不景気で環境問題に関心を持たなくなりつつある。もう一度、このエベレスト清掃活動や温暖化の影響によって氷河が融解していることを世界に伝えるべきだと思うんだ」とのダワ・スティーブン・シェルパの言葉に大きく頷いていた。そして気がついたら「また一緒にやろう!」と握手していた。今年はシェルパ隊と野口隊との合同隊でエベレスト清掃活動を行う。





 一度、離れたエベレスト清掃活動。その後、「マナスル峰清掃活動」や「ヒマラヤに学校を作ろうプロジェクト(マナスル峰山麓のサマ村にて)」をスタートさせ、しばらくエベレストから離れていたが、またこうしてエベレストに帰ってくる事になったのだ。



ソーラーで充電中。



スタッフの小島クンが衛星通信機材でブログデータを日本に送信中



隠し子騒動!?



私の娘とそっくりすぎてシェルパの間では「ケンの子供では」との噂が・・・ドキ!.

 清掃活動といっても舞台はエベレスト。最終キャンプの標高は約8000M。8000Mまで登ってゴミを回収するのだ。世界一、過酷で危険な清掃活動といってもいいだろう。それなりの心構えと、それなりの覚悟がなければ出来ない活動。まさか、再びエベレストで清掃活動を展開するとは思ってもいなかったが、しかし、この年末年始、ヒマラヤで過ごし、シェルパの仲間たちと過ごしている内に話が一気に進んでしまった。これが現場力なのだろう。あ〜怖い。エベレストでは「清掃活動」に「登山活動」、このどちらも大切にしたい。



あっ!スターバックスだ。あれ、よく見るとマークが山に・・・



 差し入れありがとう!

「ヒマラヤに学校を作ろうプロジェクト」のご報告ですが、無事に校舎が完成し開校式が昨年11月30日に執り行われ、新たな学校で約100人の子どもたちが学校生活をスタートさせた。時間はかかりましたが、学校はできた。次はこの学校周辺で森作りや、また村人や子ども達が可能な限り自分たちで食料確保(援助に頼り続けないためにも)できる支援策として牧場や農場などの運営を含めた技術などをどのようにして伝えていくのか、次から次へと夢は膨らむが、最近の悩みは「自分のスピードについていけなくなってきた」事なのでビスターリ、ビスターリの精神で、一歩一歩、コツコツと焦らずに、でも確実に歩んでいきたい。

最後になりましたが、今回、亮さんと私の第二の古里であるエベレストを一緒に歩けたこと、これは本当に良かった。次はどこかな?アフリカかな?まだ分かりませんが、また亮さんと世界を旅しながら、時に語り合い、またお互い好きな写真をパチパチと撮り合い、素敵な時間を過ごしたい。亮さんのブログにも書いてありましたが「男のロマン」です。


今どき流行らない言葉かもしれませんが、「男のロマン」、これは哲学として何よりも大切にしたほうがいい。とっ、私なんかは考えています。

カラパタール峰山頂でのライブ、私、亮さんのビデオカメラでバッチリと撮影していますので、いつの日にか皆さんにも・・・と密かに期待しつつも、自分だけの宝物にもしたいような・・・でもやっぱりあの感動を出来るだけ多くの人にも共有したいなぁ〜と、そうなればいいですね。



人生の友、これからもカメラ片手に世界を一緒に歩こう!



寝顔ばかりの小島クン、今日は凛々しい?



ダワタシさん、エベレストもよろしくね




それでは、ナマステ!