ネパール国王ら12人殺害
ショックなニュースが流れた。
「ネパール国王ら12人殺害」
と6月1日の夕刊の一面が大きく報じた。殺害したのがディぺンドラ皇太子と書かれており、これにも驚いた。皇太子が自分の選んだ結婚相手を反対され、それに激高して自動小銃を乱射したとの情報だが、その殺害の動悸にもはなはだ理解できない。
マオイストなる共産主義者たちがネパールのコイララ首相の現体制の打倒を目指し全国でテロ活動を繰り広げネパール最大の危機を招いている矢先に、この国王暗殺事件はネパールに大きな衝撃を与え、左派勢力の王制弱体化運動に拍車がかかる可能性もある。国民に深く愛され、指示されていたビレンドラ国王・王妃の死がさらなる国政の乱れにつながりやしないか心配だ。
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