2005年、11月23日、岐阜県・県民文化ホール未来館 長良川ホールにて曹洞宗岐阜県青年会 30周年記念大会が行われました。第二部 では野口健講演会が開催され、第三部では「今、私たちの課題」と題して、タレント・エッセイストの高木美保氏との対談が行われました。「高木さんのように 都会の生活を捨て自然の中で生活するということは耳にする以上に難しいことが沢山ある。所属事務所からは止められただろうし、都会にいればもっと仕事もで きるといったような気持ちにも襲われただろう。」高木さんは「野口さんが言うように、ナチュラリストとして生活を始めるには色々ありました。女優・タレン トの仕事は朝から真っ暗なスタジオに入り真夜中にライトで真昼になるといったような時間の感覚がなくなる職業だった。自分の体のバランスも心のバランスも 崩れ去ったと思ったとき、自然に出会い、何か救われるようなきっかけになった。」対談はニートや引きこもりの問題にも及び、野口は「自然の中にいると人は 素直になれる。引きこもりの子どもが僕の環境学校に参加したことがある。初めは何も話さない彼が、自然の中にいることで開放され、最終日には誰よりも雄弁 になるの様を何度も目にした。」など語り、対談は好評を博しました。
