隊員レポートV/チベット自治区ラサ市へ
いつものようにバタバタと準備に追われて
ほとんど眠れぬままのカトマンズ脱出となった
無事、ラサ行きの飛行機に乗ると
健さんも淳くんも、あっという間に深い眠りに落ちてしまった!
このラサ行きの飛行機は
「ヒマラヤ越えフライト」をする
つまりエベレストのすぐ傍を飛んでいくのだ
眠っている場合じゃないよ

ヒマラヤ越え撮影中
と思ったら、エベレストの脇を通る時は二人ともちゃんと起きて撮影している
普通、国際便の飛行機内は標高2700m位の気圧に設定されているけれど
このラサ便の機内は標高3400m位の気圧に設定されていた
それは多分、これから行くラサの標高が3700m程もあるからだろう
普段海抜0mにほど近い所で生活している日本人にはつらい標高だ
乗客の中に、意識を失って一瞬倒れてしまった方もいた
急性の高度障害ともいえる
眠い、のは酸欠のせい
そして眠ってしまうと呼吸が浅くなってしまい、ますます高度障害が出やすくなる
だから、標高3700mのラサに着いて
「眠くても眠っちゃダメなんだぞ、淳」
と眠がる淳君を起こしていた健さん

淳、寝るなよ〜!
「健さんこそ眠っちゃダメですよ」と淳君
次の瞬間には二人とも眠りに落ちておりました

健さん、眠っちゃダメですよ〜_

結局二人とも眠りこけてる・・・!
この二人、ドクターけいの手に負えませぬ
谷口けい 2007.4.6ラサにて |