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「三宅島を再訪」


9月12〜13日に三宅島に訪れてきました。目的は三宅島の多様な自然環境の面白さや魅力、また島民の方々との交流でした。そして東京オリンピック・パラリンピック招致大使を務めている関係上、東京都によるオリンピックムーブベント推進事業も兼ねていました。

一泊二日の短い時間でしたが、海岸清掃、エコツアー、そして講演会と盛りだくさんでした。ただ、天候が・・・大問題で初日からどしゃ雨。雨が止んだ隙間に傘を持ちながらエコツアーが始まりましたが、驚いた事にこれだけの雨でありながら多くの島民の方々が参加してくださったことです。島民からすれば三宅島の自然を毎日目にしているわけで、あえてこの悪天候の中でツアーに果たして参加してくださるんだろうかと密かに不安でしたが、バスは満席。3年前にも感じたことですが、三宅島の方々は郷土愛が非常に強い。それは20年おきに噴火を繰り返し時に島を離れなければならないという過酷な運命を島とともに生きてきたからなのかもしれない。

我々は故郷を失うかもしれない、また離れなければならないと感じながら生活することなど滅多にないが、三宅島は違う。火山と向き合って人々は生きてきた。故に自然災害の際はみんなが助け合ってきたわけです。前回も前々回もその助け合いがあって犠牲者はゼロ。「三宅の噴火は人を殺さない」と言われているそうですが、それは助け合いの精神があってこそ。

短い三宅島滞在でしたが、本当に楽しかった。また感じる事があまりにも多かった。
次回は個人的にノンビリと訪れたい。

海岸清掃ではゴミがゼロではなかったが、それでもとても少なかったのが印象的でした。聞けば島民の方々が定期的に海岸清掃を行っているとのこと。やはり地元に愛された場所はきれいであった。

 三宅島は食事も美味しい、ダイビングも良い、そしてアカコッコなどの貴重な野鳥の島、溶岩が作り出したリアス式海岸のような海岸線、そして温かい島民の方々、ここではその全てを書きつくせませんが、ぜひ、一人でも多くの方々に三宅島に訪れて頂きたいと思います。