「平賀淳写真集2」

ヒマラヤのトレイルを行く

マナン村の路地裏を散策

後ろに聳えるはピサンピーク

子どもと水かけをして遊ぶ野口さん

子羊を抱く少女

壮大な風景に酔う

 ヒマラヤトレッキングも晴天が続き写真の青がはえる。こんなにも空が青いのかと、毎度のことのようにヒマラヤの大自然に気付かされる。
野口さんの顔色も爽快な空の青とは違って最初の頃は顔色が蒼く(あおく)、相当、日本での活動の疲れを引きずっているようであった。笑顔すら、思うように作れないとファインダー越しに悩んでいたくらだ。
雨が降らず乾燥したトレイルを3日間ほど歩き、埃にまみれてきた頃、ようやく目に光がよみがえってきたように感じた。ビデオのコメントが陽気なのも、やはり力が湧いてきた証拠であろうか。
4日後にいよいよ雪の世界に入る。力がよみがえってきた野口さんの登山活動はまたダイナミックである。アルピニストの世界を写真や映像でお伝えできるように、私もがんばりたい。
2010年 4月10日 マナン村にて 平賀淳 |