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「サマ村のお祭りに参加して」


ツラギ氷河湖にチャータヘリがやってきて我々(野口・平賀・ダワタシシェルパ)を乗せ、氷河湖の上空を二週周り空撮してからマナスル峰山麓のサマ村へ向かった。

サマ村に到着し子どもたちの歓迎を受ける

サマ村ではマナスル基金で学校建設中であり、その学校の途中経過の見学と村人との意見交換会、またもう既に恒例となった村人とのサマ村清掃活動を予定していた。一年ぶりのサマ村到着にとても懐かしくヘリを降りたらまず目に飛び込んできたのが子どもたちの歓迎であった。マナスル基金で建設中の学校に通う子どもたちですが、中には僕の名前を覚えている子もいて「ケン ケン」と呼んでくれたのはなんとも嬉しかった。

学校の校長であるビルバードルと

お祭り会場に馬で向かう

サマ村のお祭りに参加して

偶然にもこの日、村ではお祭りが開催されていて私も飛び入り参加。誰が弓矢を最も遠くに飛ばすか競うのだが、私もトライ。人生初めての弓。ちょっと力みすぎたかな?でも、初めてにしてはまあまあ飛び、あれは本気で一週間ほど練習すればいい勝負が出来るのではないかと本気で考えていました。集中していいですね。はまりそうです。日本では習えないものかな?

誰が一番遠くまで弓矢を飛ばすかを競う

みな真剣勝負

なかなかサマになっている?

弓に挑戦して

それにしても村人の表情がとても生き生きしていて、眺めているだけで元気を頂ける。弓矢大会後は馬のレース。これも白熱し、以前乗馬を習っていたので自身も参加したかったけれども、なんせ裸馬ばかり。さすがに鞍なしでは自信がないのでやめましたが、やっぱり乗馬レース参加したかった。

弓の後は馬のレースが始まった



チュルー峰、ピサンピークを登り、その後はツラギ氷河湖と自然を相手にしてきたのが、今度は一転して人間相手。テーマが目まぐるしく日々変わっていきますが、このサマ村、気がつけば故郷の1つになっているかのように、「お〜い 帰ってきたぞ!」と声を上げたくなる気持ちに駆られたのが実に不思議であり、そしてまたとても自然であった。

平賀カメラマンも挑戦、結果は表情が物語っている?

この日ばかりは子供に戻っていた?撮影野口健

サマ村を故郷のように感じた

このサマ村を中心にこれからさらに新たなプロジェクトを立ち上げようとしています。困難は上げたらきりがないほど待ち受けているだろうけれど、ただ夢があっていい。年に一回はこれからもサマ村に里帰りしたい。

2010年4月26日 サマガオンにて 野口健