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「ゴリラに会えた!」


ルウェンゾリ峰に登頂してから休むことなくブウィンディ国立公園へ。目的はゴリラ。8月27日、カセセから車で約6時間。途中、赤道を越えるのですが、そこで記念写真!クイーンエリザベス国立公園を通過している最中に野生のゾウを発見。そして道にはマントヒヒだらけ。



ブウェンディ国立公園のジャングル



 マントヒヒだらけの道

28日、レンジャーとガイドと共に野生のゴリラを探しにジャングルへ。絶滅危惧種とされているマウンテンゴリラ。マウンテンゴリラはウガンダ、コンゴ、ルワンダの3カ国のみに生息していて、約700頭しかいないとのこと。その中でこのブウィンディ国立公園には約360頭が生息している。観光客の観察が許されているのは一日20人まで。したがって数か月前から予約しなければならない。日にちの変更も出来ないのでルウェンゾリ峰登頂日が天候によってずれてしまったらゴリラツアーはその時点で終わり。それだけにちょっと焦りました。



 ゾウの家族

マウンテンゴリラがこれだけ減ってしまった理由の1つが密漁。隣国コンゴではマウンテンゴリラを殺して食べている人もいるとか。そして農作物を荒らすと農家の人々がゴリラの駆除を行ってきたそうです。これも聞いた話ですが、一昔前に中東の金持ちアラブ人がマウンテンゴリラの手のひらで灰皿を作るのが流行っていたとか。いずれにせよ、密猟などによって700頭にまで減ってしまったゴリラ。今年、1月にボルネオ島でオランウータンを見てきましたが、やはりマウンテンゴリラと同じようにジャングルの伐採、密猟によってオランウータンも激減。
(2010年1月12日 オランウータンの悲鳴)


ガイドとレンジャーと共にジャングルに入ってマウンテンゴリラを探しましたが、前のグループは遭遇までに4時間以上かかったそうですが、なんと我々は30分ほどして突然ゴリラの家族に出会った。明らかに他を圧倒する存在感のボスゴリラを中心にハーレム状態。子どものゴリラが好奇心から我々人間に近づいてくるのだが、ガイドに下がるよう指示され少し離れ所から観察。時々、胸をボコボコと叩いて鳴らすゴリラ。



 圧倒的な存在感のボスゴリラ



 やんちゃな子どもゴリラ

約1時間、観察していましたが、このジャングルの中で野生のゴリラの生活をほんの少しだけですが覗き見る事ができ興奮。あっという間の一時間でした。ガイドには「1時間以上ゴリラに近づけばストレスを与える事になる」と言われていたので後ろ髪を引かれる思いでしたが、バイバイとお別れをしてジャングルを後にしました。



 ビール腹?



 のんびりとしたママゴリラ

これでウガンダでの全ての目標を無事に終えて8月31日、ケニアへ。それにしてもブウィンディ国立公園から首都カンパラへは車で約12時間。ガタガタ道に揺られながらやっとこさたどり着きましたが、登山の疲れとゴリラの興奮とでグッタリと疲れました。次はケニア山登山。相変わらずバタバタな旅。どうしていつもこうなるかなぁ〜。たまにはゆったりとした旅がしたい。ウガンダはこれで終わりですが、一言。ウガンダはなんとも素敵な国でした。また必ず!



 僕が撮った唯一のゴリラ!あとは全部平賀カメラマン