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「野口健写真集〜マサイマラPART2〜」





雨を求めて移動するヌーの群




黄金の高原を駆けるヌー

マサイマラの二日間はあっという間でした。生き物の少ないヒマラヤで過ごす事の多い僕にとってはこの生き物の宝庫であるアフリカはなんとも刺激的。ヌーの大移動があればそのヌーを狙うライオンにチータ。そしてさらに川を渡るヌーを

ワニが襲う。また濁流に流され溺死したヌーの亡骸を禿鷹が突く。生と死の世界が同時進行で進んでいる野生の世界。ここでは全ての生き物が精一杯生きている。傷つき弱っていたり、力の弱い子どもは真っ先に犠牲となる。強くなければ生き残れないのが野生の世界。故に必死に生きている。必死に生きなければ生き残れないのだ。




ヌーを狙うチータ


あっ逃げられてしまった・・・


遠くにキリンの群

「精一杯生きること」この世に生を受けた以上当たり前の事かもしれないが、僕たちはそんな当たり前の事すら忘れてしまったりする。生きている意味を理屈や言葉の世界で探してみたりすることもあるけれど、本来「生きる」とは最もシンプルな行為なのかもしれない。


恵みの雨





短い滞在でしたが、たっぷりと「命」を感じました。ファインダーを覗いていて改めて気がつかされたのは、太陽の光、角度、もやなどの湿度、雲に雨などによって全ての色が絶えず変化していくこと。次の瞬間に同じ場所でも違う世界を演出してくれる。だからいつまでも見つめていたくなる。そしてこの世界を少しでも伝えたいと未熟ながら必死にカメラのファインダーを覗く。これを機会に本気でカメラを覚えたいと感じていました。そういえば初めてケニアにやってきた20年前は写真部員だった。当時、将来の夢を尋ねられると「登山家」「写真家」などと答えていた。あれから20年、山には登り続けてきたが、もう1つの夢、今からでも遅くないかな。




お母さんゾウに守られている子どものゾウ


仲良し親子




明日から舞台をナクル湖に移します。そろそろ旅も中盤から後半へ。


川を渡る時に溺死したヌーの死骸


ヌーの死骸を突く禿鷹

2010年9月8日 マサイマラにて 野口健