富士山から日本を変える
野口健からのメッセージ
野口健ニュース
野口健からのビデオメッセージ
野口健ブログ
掲示板
プロフィール
フォトギャラリー
七大陸制覇まで
講演会の依頼について
雑誌・テレビ出演情報
書籍・ビデオ
サイトマップ
野口健からのメッセージ
4月26日
■各登山隊に協力を要請

 チベット登山協会のチョモランマ代表とラッセル・ブライスと私の3人は話し合いをし、ABCのゴミを全部ベースキャンプに下ろすことを決めた。方法としては週1回55頭のヤクを上げて、ここABCに来ている22隊のゴミを各々回収して、べースキャンプまで下ろすことにした。その事を理解してもらうため我々はABCにある隊1つ1つを訪問した。隊の3分の1は上がってしまっていなかったが、3分の2の隊はABCに残っていてチョモランマ代表とシェルパ頭と私の3人は約半日かけて説明にまわった。

 スイス隊・ドイツ隊・イギリス隊・スペイン隊・ロシア隊・そして日本隊の各隊に「週1回ゴミを集めてほしい」「自分たちのゴミは可能な限り下ろしてほしい」と言う旨を伝えた。また、各隊C1、C2、C3に自分たちの荷物を荷上げしていくのだが、ゴミを回収をしてくれているシェルパ達がゴミと勘違いをしないように荷物には「2000年」あるいは「2000」というサインをマジックなどで記してもらうよう協力を求めた。

 概ね西洋の登山隊は、私たちの活動に対して、非常に理解と協力を示してくれた。特にスイス隊は、彼らのホームページにこの活動の事を載せ、スイスの報道機関に流してくれることを約束してくれた。また、日本の法政大学の隊ともいい関係が持てた。彼らは、大学に戻ってからも環境問題について取り組んでいきたいと話してくれた。