「サマ村初のファイヤーダンス?」
後半から参加したダンサーの藤崎鮎美さん
(Ethno-Exotica Vaudeville主宰 coco ayumi http://www.myspace.com/ethnoexotica)がサマ村でダンスを披露。日頃あまり目にしないボリウッド・ジプシー・ダンス(インド映画の踊り)で、派手な衣裳からその仕草など、どれをとってみても免疫のない村人にとっては相当刺激が強かったに違いない。ダンスが始まった直後は口をポカーンと開けキョトンとしている老人の姿に思わず吹き出してしまったが、さすがはプロダンサーだ。彼らに話しかけ、気がついたらあっと言う間に観衆を魅了し、我が隊のシェルパもあれよ、あれよとダンスに飛び入り参加、夜になってファイヤーダンスがスタートした直後からはシャイな村人も踊り始めた。
そして鮎美さんが踊り終えると、口笛が鳴りやまず「アンコール」と相成り、彼女もそれに応えようとトータル4時間ほど踊っていた。あのシャイな村人が楽しそうに踊っている姿を眺めながら、音楽やダンスの力は人々の垣根を一気に越えグッと距離が近づくのだから凄いものだなぁ〜と改めて実感。
これぞファイアーダンス!
ポカーンとする長老
小生もゲラゲラと笑いながら呑気に見ていたら突然引っ張り出され、頭を真っ白くさせながら、あたふたと踊ってみたもののどうであったのだろうか。小生、どうやら極度のリズム音痴であるらしい(本人はまったく自覚していないが)。それはそのはずで、もし音楽センスがあったのならば、アルピニストではなく、ピアニストになっていただろうに。
えっ!俺・・・まじっすか(汗) この人、大丈夫?
見苦しい姿を披露してしまったが、この日ばかりはマナスル敗退のことなど忘れ素直に村人との交流を楽しんでいた。この日の為に遥々と日本から駆けつけてくださった鮎美さんには感謝です。
最後は子供たちも参加
2009年5月15日 サマ村にて 野口健
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