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対馬にて撮影

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2005/09/16

対馬にて撮影

来春BSジャパン

年月日 2005年9月16日

2005年、9月12日から16日に、対馬にて「野口健ECOツアー」シリーズの撮影が行われました。7月20日に発売されたDVD第1シ リーズの西表・屋久島・小笠原の第2シリーズとして撮影されました。7月に撮影された第2シリーズ第1弾の礼文、利尻編と同じく、来春BSジャパンにて 「島は小さな宇宙」~野口健がふれる自然との共生~の続編として放送 される予定です。

5日間という短い時間の中で沢山の対馬を野口は感じました。日本一長いリアス式海岸のシーカヤック、絶滅危惧種ツシマヤマネコの探索、地元農家に民泊・民 食(地元農家の家にお邪魔してお昼を食べること)対馬を通過し北から南へと渡りゆく鳥、そしてバードウォッチング、漁船でのサザエ採り、異国まで50km の展望台、釜山の街の光。

幾つもの対馬の体験の中で、野口が特に喜んでいたのが、民泊・民食でした。「今までのエコツアーは車の中から見る風景を 一歩ひいた場所から見ていた。それは、いきなり地元の家を訪ねてコンニチワというわけにはいかない。でも今回の民泊・民食で一歩踏み込んで地元の人の生活 に入り込めた。農家の神宮さんは、農家は自然の番人だと言った。牛が野を耕し、その糞が野を豊かにする。豊かな台地はミミズなどの動植物を生む。理想的な 農業には家畜が必要だと。彼の言葉には島に生きる人の言葉の力を感じた。」と野口は語りました。

林業家の野田一男さんは、「木を植林しながら森を美しくすることで水が綺麗になり、動物の住める森、ヤマネコが戻ってくる森になる。」と語り、野口はリア ス式海岸に沿ってのシーカヤックで「山からの栄養素が海に直結していることがわかる」ことを感じ、漁業家の犬束さんは「かつての不必要な森の伐採、過多な 堤防・テトラポットで海藻が激減した。海藻がなくなるということは、それを食べるサザエが減り、それを隠れ家とする魚が減る。これは海だけでは解決できな い問題。」と言います。 野口は「海だけでは、森だけでは、農業だけでは解決問題が島にはある。対馬のこのそれぞれの取り組み。漁業、林業、農業そして行 政との連携が本当に大切だ」という感想を持ちました。

野口は撮影を終えて、「対馬は農業、林業、漁業がどう連携していけるのかを模索している。観光ありきのエコツアーではな く、そういった自然のあり方、その連携の延長線上にエコツアーを捉えている。観光という概念のない対馬で、地元発の林業、農業、漁業の取り組みが今まさに 始まった。これが形になれば理想的な循環社会が生まれ、すばらしいエコツアーが生まれる」と締めくくっていました。

 

 

 

 


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