6月4日、韓国に記者会見のために出かける。李さんとの久しぶりの再会。
開始時間直前になってもちらほら会場に人が入ってくるだけで、100人以上は入るであろう会場が埋まるのか気になったが、時間になったと同時に一斉にドカドカとテレビ、新聞、雑誌の記者が入ってきた。
取材中過去の韓国隊のゴミが多かったと伝えたら、まるでA級戦犯を探し出すかのようにだれが犯人か?と聞いてくる。韓国人の熱さを感じた記者会見だった。
次の日の新聞やテレビにも大きく取り上げられ、その扱いは日本以上であった。日本での僕と同様にさっそく李さんの元へ韓国山岳会関係者からクレームが相次いだとか。
李さん、愛国心があるならば、耐えていただきたい。この我々の活動は必ず日本や韓国の将来に役に立つだろう。必ず…。
会見が始まる前から記者たちの質問が相次ぎ、とり合えず通訳の方に質疑応答は会見後にお願いするよう伝えて頂いたが、一向に質問責めが終わらない。カメラマンも場所の取り合い合戦を始め終始落ち着かない会見だった。