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「小池環境大臣、おめでとうございます」

 小池環境大臣、圧勝当選おめでとうございます。3日間、一緒に遊説、そして応援演説させて頂いたけれど、選挙区をまわっていて有権者の郵政民営化そして小泉改革に対する期待を日々か感じたのと、それ以上に小池百合子さんに対する声援の多さに圧倒されたものでした。僕はこの選挙でいわゆる族議員に対して国民がNOと言っているんだろうと受け止めています。いままで日本の国会議員と地方議員の差がなかった。選挙演説を聴いてきても、国会議員であるのに、自身の選挙区の利益になることばかりを訴えていて、日本国としての国家論があまりにも乏しかった。特に地方では土建団体のしがらみが強い。だから公共事業の為の公共事業が後を絶たなかった。自然を壊すだけでなく、借金大国日本を作り上げてしまった。

 環境、環境と世の中では言われているものの、環境問題を必死に取り組んでいる政治家がじつに少なかった。しがらみの中、環境問題では票にならない、逆に票を減らす、金にもならないと、見向きもしなかった。鈴木宗男氏、亀井静香氏のような方々がその典型でしょう。専門分野に精通している族議員ならまだしも、地元の特定団体、利権、既得権にしばられてきた政治家が多かった。今回話題になった落下傘候補、僕は悪いとは思わない。いままであまりにも地元と癒着があったわけで、その辺りが弱まっていくのならば、落下傘大いに結構じゃないですか。それに落下傘部隊って軍隊ではエリート集団なんですよ。

 小池百合子さんの強さはしがらみがないということ。そしてバランス感覚、国際感覚、幅広い知識、分野が幅広い。だから環境大臣として、いままでの環境大臣がなかなか手の付けられなかった部分にまでメスを入れられた。2年間、小池百合子さんを身近で見てきましたが、なんといっても強気。「私が環境大臣なのだから、私が決める。」といつでも明確。見ていて気持ちよかった。そして力強かった。そして僕のように現場で活動している人の意見をよ〜く聞いてくれた。そして徹底した現場主義。国立公園含め、日本全国を走り回ってくれた。レンジャー(自然保護官)が足りない、増やして欲しいとご提案させていただいたら、今年度からアクティブレンジャー60人の新制度を立ち上げてくれた。これは本当に凄いことです。

 いままで何人もの環境大臣とお会いしてきたが、小池百合子さんほど必死に環境問題に取り組んだ方はいなかった。「環境問題は経済の足を引っ張る」と多くの政治家が言ってきたが、彼女は「環境問題で経済を活性化させる!」と意見を曲げなかった。いつも先を見据えていた。今後とも小池百合子さんと連携していきながら、環境問題取り組んでいきたい。

 そして郵政民営化を1つの象徴に不完全燃焼であった道路公団民営化を再びやり直して欲しいし、まだまだ自民党の中にも造反しなかっただけで、実は道路族を初め族議員がたくさんいる。自民党圧勝でも自民党改革まだまだあるはず。小池百合子さんには環境問題を初めあらゆる改革に着手していただきたいし、小池百合子さんならできる。小池百合子さん、圧倒的な勝利おめでとうございます。また少し休んでくださいね。