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「カラパタール登頂」 
(ロブチェ村〜カラパタール登頂〜ディンボチ村)

1月6日、午前5時ロブチェ村スタート。舟津さん、羽月さんの二人は初ネパールでありながら、高山病にもかからず元気一杯。真横に流れるクンブ氷河を眺めながら一歩、一歩、カラパタールへ向けて進む。途中、ドドドーンとヌプツェ峰の横っ腹から雪崩が発生。氷河上にいる時は雪崩の爆音に怯えるものの、雪崩の危険性がない安全地帯では雪崩の姿に見とれ、また「凄いねぇ〜」といった歓声があがるもの。

カラパタール・アタック中

カラパータル・山頂直下!もうちょいだ!

プモリと野口健

午前11時半、カラパタール(5545M)登頂!さすがに最後の急斜面は皆で「ハァーハァー」と息が切れたが、振り返るとエベレストを中心に圧巻の景色。この絶景はご褒美だ。
山頂直下で雷鳥が何羽もやってきた。なんでこんなにも人を怖がらないのかなぁ〜と思いきや、何の事はないシェルパ達が悪びれる事なくビスケットを砕いて雷鳥にあげていた。餌付けが習慣になっていたのだ。

雷鳥1

雷鳥2 バックにプモリ峰

シェルパ達に「野生動物に餌をあげるのはよくない」と伝えたものの、「何で?」と不思議がっていた。日本でも屋久島の屋久鹿や日光のサルしかり、野生動物に餌を与えることで様々に問題が起きているが、何故にいけないのか意外と説明が簡単なようで難しい。シェルパ達も我々が喜ぶと良かれとやっていること。そして確かにトレッカーも喜んでいる。だって僕だって雷鳥を身近に見れて密かに嬉しかったのも事実。指摘しづらいが、私を含めトレッカーはちゃんとシェルパ達に伝えなければならない。

舟津さん、羽月さんは初めてのヒマラヤトレッキング。見るもの触るもの全てが初めてで新鮮。感動する二人の姿に16年前に初めてヒマラヤに挑戦しカラパタールに登った時に感じたあのワクワク感を思い出し初心に戻らなきゃと感じていた。舟津さん、羽月さんの感動する姿に感動していた。人に感動を伝える事も悪くない。

カラパタール山頂にて

カラパタール山頂にて 野口カメラマン

平賀山岳カメラマン エベレストをバックに

相棒のデェンディーと

プモリと野口健

登頂後、トゥクラまで下った所で舟津さん、羽月さんと別れた。楽しかったカラパタールトレッキングもこれで終わり。これからは平賀カメラマンとシェルパ達と気を引き締めてアイランドピークの頂を目指す。

舟津さん・羽月さんとのお別れ

2008年1月6日 ディンボチェ村 野口健