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「不安から危機感へ」

 本日、都レンジャーの隊員と御岳をパトロールし戻ってきました。詳しくは明日以降にご報告しますが、やはり現場はいいですね。なんとも純粋無垢な隊員の姿に救われる思いです。日本にはまだこうして私利私欲に汚染されずにもくもくと自らの使命を果たそうとしている人たちがいる。私の現場の仲間たちはみんな同じです。富士山クラブ、富士山レンジャー、都レンジャー、空援隊。彼らが求めている見返りは世の中の変化です。その一点です。

 それに比べ国を動かす政治家たちはどうなのでしょうか。麻生さんは「ぶれる」と言われた。麻生さんに「ぶれている」と責め立てていた鳩山さんも今では「ぶれる」と言われだしました。しかし私には鳩山さんの場合は「ぶれる」と言うよりも、そもそも「軸がない」のではないか。確かな戦略もなくただただ「漂っている」または「さ迷っている」ように感じられるのは、浅はかな私の単なる気のせいでしょうか。
 
  そしてその隙を狙って虎視眈眈と権力の座を狙っていた小沢一郎氏が、ついに今がその時だと本性むき出しに表に現れたのでは。これはうがった幼稚な推測なのかもしれません。しかし、民主党政権誕生から私なりに様々な出来事から様々な感情を抱いてきました。多数の国民によって選択された民主政権。しかし、もはや不安が不安ではなく、危機感へと私の中で明確に変化して参りました。

 政治に関わる発言を行うと賛否両論多くの意見が寄せられるものです。故に避ける傾向が強いのも分からないわけでもありませんが、この国はそんな悠長な状況にはない。私はそう思います。

 先日の小沢氏についてコメントを出した際にカキコミに「民主党支持者は野口さんの支持者にはなれないのですか」と書き込まれていましたが、そういう事ではないです。やれ民主だとか自民ではなく、大切な事はこの国を良くしようといった気持です。

 最近、そんな事ばかり考えていましたが、それだけに今日は現場でホッと救われました。偉そうにズラズラと出過ぎた意見を述べさせて頂きましたが、私自身、都レンジャー隊員の姿勢から学ばなければならない事が多々ありました。「確かに生きる」これは私が書いた本のタイトルですが「確かに生きる」とはなかなか困難なものです。ただ、それ故に人生捨てたものではないと、明日からまた自身のシャバで精一杯頑張りたい。