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「不法投棄に宣戦布告」ついに動き出す


 1月27日、千葉県佐倉市の雑木林にて森田千葉県知事、蕨和雄佐倉市長やまた地元の方々と清掃活動を行った。千葉県は不法投棄ワースト3位。昨年、千葉県環境大使に就任した際に森田知事に1つだけお願い致しました。それは知事自らの清掃活動です。不法投棄は明確な犯罪行為です。そして彼らの多くはあちらの世界の方々です。私も様々な経験をしてきましたが、不法投棄は極めて厄介。あのような連中にいくら環境問題を伝えても言葉は通じない。犯罪者集団に対しては摘発以外に方法はない。したがって森田知事には「不法投棄に対して宣戦布告しましょう」と提案。つまり千葉県は腹をくくって不法投棄と戦う事を意志表示する。その為には知事自らが現場に乗り込まなければ、そして現場を知り現実を背負って頂かなければとてもではないが不法投棄業者とは戦えない。


千葉県知事 森田健作氏と

佐倉市長 蕨(わらび)和雄氏とバンパーを運ぶ

 私の提案に森田知事は「私は腹をくくっています。やりましょう」とその場でお返事を頂きました。その約束が実現し森田知事と二度目の清掃活動を行った。特に今回は不法投棄が酷い現場。森田知事は「なんだこれは!酷いじゃないか!」と報道陣の前で怒りを露わにし、参加者と一緒になってタイヤなどの粗大ゴミをトラックの荷台に運んでくださった。

左から 森田知事、蕨市長、野口



  「知事の怒り」私はこれが最も大切だと思っています。富士山の樹海でも同じですが、私たち富士山クラブは不法投棄されたあの悪意に満ちたゴミと日々闘っています。この10年間、私たちを支えたのは怒りの感情なのかもしれない。犯罪者集団に負けたくない。その思いが私の戦闘意識をここまで育ててくれた。森田知事が動いてくださった事に私は大きな可能性を感じていた。今は不法投棄ワースト3位だが、必ず減らしてみせると心に誓っていた。

「不法投棄と戦っていこう!」と地元の方々と意見交換を行った

清掃前に千葉県職員と打ち合わせ

 一般的に環境大使といった「大使」というポジションは形だけのもの。名誉職みたいなもので、お飾りといった要素がたぶんに強い。しかし、私が環境大使になったからには明確なアクションを、つまり変化を起こさなければならない。そうでなければ千葉県の皆さんに申し訳がない。

 選挙が近づく度に色々なお誘い、また噂が飛び交います。私は政治に対して諦めてしまったらこの国は終わると常々思っています。しかし、政治とはバッチを付けている人たちだけが行えるものなのかどうか。逆にバッチを付けていない方が本当の意味での政治ができやしないのか、それは人それぞれ、その人のキャリアなり、それまでの立ち位置によって変わってくるのでしょう。 期待されること自体はけっして悪いことではない。ただ、私は私のやり方でこれからも社会と関わっていきたい。


清掃後に千葉の放送大学にて清掃活動や学びの意味について語った