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「ピサンピーク登頂後の日々」



  それにしてもこの旅は本当によく歩く。予定になかったピサンピーク登山を無理やり入れてしまったこともありほとんど休養日なし。移動の連続でブログの原稿を書く余裕もなくなかなか更新出来ず。ごめんなさい。
  もう毎日がヘロヘロ。本当に必死です。ただ、バテバテ、ヘロヘロだけれどやっぱり充実しているんですね。

永遠と歩き続ける日々

ヒマラヤのシャクナゲと

一面がお花。これもヒマラヤのもう一面

顔面ボロボロで痛い・・・

ピサンピーク登頂後、里に降りて

 あっ そうそう、チュルー峰のベースキャンプで他の隊のポーターさんでレミオロメンの藤巻亮太さんとそっくりさんと出会い一緒に写真に写ってもらいました。この写真、帰国したら藤巻さんに渡すのが楽しみ。

 藤巻さんとは雑誌の対談で出会い、それから交流が始まり、ここヒマラヤからも度々、衛星電話で「ハァーハァー」(酸欠のため)言いながら怪しい電話をしています。厳しい登山の中でも楽しいひと時です。忘れられないのが、ヒマラヤ出発直前のある日の夜、藤巻さんと金多楼さんで食事をしましたが、二件目のお店で「3月9日」「もっと遠くへ」「粉雪」を歌ってくれたこと。いきなりご本人がマイクを握って歌ったものだから店中の人がビックリ。他のお客さん達が、立ちあがって振り返ってポカーンとしていた。

 色々あって疲れていた時期でしたが、藤巻さんの友情に助けられました。ここヒマラヤに来ても藤巻さんの歌は毎日のように聴いていて、とくにアタック直前にはテントの中で「もっと遠くへ」を聞いて「よし!」と気合を入れていました。あの歌詞は本当にその通り。初心に戻れそうです。そう、決めた道を走り抜こう!

レミオロメンの藤巻亮太さんそっくりのポーターさんと

 そしてヒマラヤで再会もありました。韓国人登山家で96年にやはりヒマラヤで出会いそれ以降、親交を続けてきた李さん。2007年、一緒にエベレストに挑戦して以来の再会。李さんはこれからカングルー峰に挑戦。私の登頂成功をまるで自分の事のように喜んでくれた。私も李さんの無事生還を心から祈っています。

李さんとヒマラヤで再会!

韓国隊と食事会

村の茶店にて


洗濯屋けんちゃん?
 
ただ気になるのがピサンピーク登頂翌日から天候が崩れ毎日午後になるとゴロゴロと雷の音が響き渡り雨に雪に。これが連日続く。まるでモンスーン(雨季)が始まってしまったかのような天候にこれから登山が始まる李さんが心配。5月中旬に咲くシャクナゲがもう咲いてしまっている。村人の話では2週間は早いとのこと。温暖化と関係があるのだろうか?

ピサンピーク登頂後は毎日が雨に雪

野口隊シェルパと村の女の子と

夜は山小屋の中で原稿書き 

 チュルー峰、ピサンピークに登っても歩き続ける日々は相変わらず。疲れきった体に鞭をうってツラギ氷河湖を目指すのだが、これがまた2000Mほどの峠を登りきらなければならない。ふー  では、次回はツラギ氷河湖から報告します。

シェルパとゴロゴロくつろいでいる