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「ヒマラヤに集中」

 1月上旬の断食生活の直後にアフリカに旅立ってから帰国後も佐渡島、広島、大阪、青森、京都、三重、兵庫、そして小笠原諸島へとまるで売れない旅芸者のように移動、そして移動の連続だった。魔の1〜2月をなんとか乗り越え、3月からは4月〜5月に予定しているヒマラヤ遠征の準備とトレーニングに集中したい。

 自分の時間の確保、これがなによりも一番難しい。下手をすれば我がまま扱いされてしまう。講演などのお誘いは嬉しいし、本当に光栄です。私の活動がこうして着実に広まっているのも講演のおかげ。それはそうです。ただ、アルピニストとして時にはヒマラヤに向けて全神経を集中したいもの。これは講演活動に限った事ではないですが、今は一人になる時間がなによりも必要。出発が迫ってくればなおさらです。可能な限り出発までに心身ともども充実させたいし、そうしなければヒマラヤで地獄を味わうことも過去の経験で分かっています。

 そんな環境の中で講演のお誘いをお断りしなければならないこともありますが、お断りすると「ボランティアの野口さんが講演を断るのはおかしい。」と事務所にまで押しかけてこられ抗議されてしまうのが、なんとも不思議な現象でありとても残念。僕は可能な限り精一杯頑張ってきたつもりです。サボっていないのになぁ〜と困ってしまいます。HPのトップページで「講演の受付開始は6月以降」とご案内させて頂いたのもそんな経緯からでした。

 あと一ヶ月でヒマラヤ遠征に出発です。ワクワク半分、不安半分、来週からは低酸素室でのトレーニングが開始します。これは室内の中の酸素の量を約5000mに設定し、その中で自転車を漕いだり、長時間過ごしたりします。そのことによって血液の中のヘモグロビンを増やします。ヘモグロビンは血液中の酸素を全身に運ぶ働きをするので、このトレーニングはとても大切です。8000mの頂にチャレンジするのは6年ぶり。どこまで通用するのか、見当もつきませんし、正直、先を考える余裕なんかまったくないです。その日、その日に出来ることを精一杯やる。その日々の積み重ねの先にしか、結果はついてこないんだろうと心を新たに過ごしたいと思います。

 それにしても、色々な問い合わせがくるもので、あるときは東北の方から事務所に電話を頂き 「おらの裏山の掃除してくれないか」だって・・・。

野口健

アフリカ・ケニア取材 テレビ収録 兵庫県にて
青森県にて講演会 佐渡島にて講演会
富士宮市にて講演会 三重県にて講演会
小笠原にて都レンジャーと 広島県にて講演会後のサイン会