「野口健からのメール FROM ナムチェバザール」
エベレスト街道でのトレッキング開始。昨日、ナムチェバザールという標高3440m付近にあるシェルパの村に到着。この村はチベットとの交易の拠点として栄えてきました。
シェルパやチベット人がヒマラヤを超え、行ききしながらの交易のため、村では驚くほど色々な物が手に入ります。インターネットカフェまであるんだから・・・。
このトレッキング中になんとか体調を整えなければいけないと、ゆっくり歩き、睡眠もたっぷりとっていますが、う〜ん、今一つ。4月18日にチベットに向けて出発するまでには回復させたい。偉そうに自己責任論書いておきながら、健康面での自己管理の無さ、我ながら思いっきり反省していますよ。ただ、カトマンズの空気と違いヒマラヤの空気は美味しい。空も真っ青ですし、夜空は星座が分からないほど、満点の星空。やっぱりヒマラヤです。
こんな素敵なヒマラヤにいながらラジオを持ってくるのを忘れ、巨人がいまだ連敗から脱出できていないのだろうかと、気になっている自分が不思議なものです。あっそうそう、昨日、モンジョという村を通過するときに、昔し日本人が植たサクラの木が並び、ヒマラヤにいながらサクラを眺めましたよ。サクラを見るとホッとする。
毎年、エベレストに向かう途中にサクラを見ながら、日本を感じていましたよ。やっぱりサクラはいいねぇ〜。日本のサクラもいいけれど、ヒマラヤで触れるサクラはもっといい。明日、体調が良ければ4000mに向けて出発します。
4月10日 ナムチェバザールにて 野口健
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