回収された酸素ボンベ |
昨夜ノースコルに泊ったB班(10人のシェルパ)が早朝7900mに向かってノースコルを後にした。午前10時、ABCからも彼らの姿が点々と見え、天候も落ち着いており順調に高度をかせいでいる。ネパール側の情報によるとあと数日後には山頂アタックが始まるという、チベット側はまだ最終キャンプに誰も到達していない。地形上強風をうけにくいネパール側の方が展開が早いという事か。チベット側の日本隊の大半が休養のためにBCに降りている、次にABCに上がってくるときはおそらくアタックということになるだろう。5月20日頃がチョモランマ側の山頂アタックのピークになると思われる。
午後3時半、B班がABCへと降りてきた。昨日のA班とB班が回収してきたゴミの合計は、ボンベ29本(フランス、ロシア、アメリカ、スペイン製で1960、70、80、90年代まである)、70年代のものであるテント4張り、いずれもびりびりにさけており、どの隊のものかいつの時代のものかまったく分からないロープ(麻袋に2つ分)、テントポール10本など合計250kgから300kgになった。サーダーのラワタシいわく「あと4、5日で7900mまでのおよそのゴミは回収できるのではないか」。
明日はA班がノースコルに向かう。
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