コールマンのテント100張り確保できました。
コールマンのテントは僕がエベレストのベースキャンプでいつも使っているテント。過酷なヒマラヤ遠征となると我が家となるベースキャプのテントはとても大切なのです。長期戦となればなおさらの事、快適性を求めます。またテントのありがたみも身に染みて感じてきました。
そのコールマンのテントが100張ですが確保できました。4~5人用のテントなので最大で500人は寝られます。
テントの中に敷くマットはコールマンさんから無償提供ということで頂くことになりました。ただただ頭が下がる思いです。有難うございます。
報道によれば避難所が込み合って車中泊されている方々が多いそうです。ただでさえ、精神的なダメージがある中で睡眠不足はトドメとなります。ついにエコノミークラス症候群で亡くなった方もでてしまいました。
昨年のネパール大震災の時も同じでした。多くの人々が家を失い、ネパールですから避難所も満足になく瓦礫でバラックを作ったりブルーシートで包まって過ごす被災者の方々は日に日に弱っていくのを感じていました。中には自殺をほのめかすシェルパ達も。
「せめて夜ぐらい寝てほしい」と「ヒマラヤ大震災基金」を立ち上げテントプロジェクトを始めました。あれから約一年。まさか日本で同じことが起きるとは。
昨日、シェルパ達から連絡がありました。「僕たちは日本のみんなに助けてもらった。今度は僕たちが助けたい。少ししかないけれどお金を寄付したい。ケンさんにお願いしてもいいですか」と。シェルパ達の思いに涙が流れました。そして彼らの気持ちをしかと届けたい。
どうやってそのテントを九州の避難所に届けたらいいのかと、ツイッターに呟きましたら、その呟きをご覧になった岡山県総社市の片岡市長から「総社市が引き受けますよ」とのメッセージ。
総社市は震災直後から救援物資を集めトラックに積み込み被災地に届けています。その総社市のトラックにテントを積んで下さるとのこと。僕は総社市の環境観光大使をやっていますので、片岡市長とは長いお付き合いですが、片岡市長の決断の速さ、実行力に馬力にいつも驚かされます。本当に心から感謝です。
第一弾は今週の金曜日に総社市のトラックにより熊本県の益城町の避難所となっている広安小学校にテントを届けることになりました。
第二弾も考えています。このテントプロジェクトにご賛同の方からもテントやテントマットを頂けましたら被災地に届けていきたいと思います。どうかどうかよろしくお願いします。