娘との八ヶ岳登山第二弾。今回は2日間の北八ヶ岳縦走。前回は天狗岳ピストンでしたが、縦走は尾根から尾根へと進みいくつものピークに立てる贅沢さが好きです。
ただ上り下りする距離はその分だけ長くなります。また2日連続で山に登る意味もあります。1日だけ頑張るのと2日連続で頑張るのとでは違います。
1日目にちゃんと歩けば疲労が残ります。2日目の朝の目覚めの時には内心「疲れたなぁ〜。あ〜怠いな〜歩きたくないないな〜」と感じたりする事もありますよね。
その時にどの様に気持ちを切らさずスイッチを入れていくのか、これはとても大切な部分です。エベレスト挑戦ではそれが約2ヶ月間続きます。
気持ちの切り替えが苦手な人は途中で情緒不安定になったり、テンション下がりっぱなし、または、嫌になって山から去ってしまいます。
今回は二泊三日ですから、そこまでではありませんが、せっかく山行を積み重ねていくなら、毎回、何かしらのテーマを持った方がいい。
特に今回は2日目が一気に冷え込み尾根では風が痛くゴォ〜というあの緊張感。そして全身の冷え。これも経験。
渋御殿湯から冷山歩道〜茶臼山〜縞枯山〜北横岳〜大岳〜双子池〜亀甲池〜竜源橋までのコース。
本当は最後に蓼科山を登りたかったけれど大岳から双子池までのコースがあまり人が歩いていない様で雪のラッセルとズボズボで予定より時間かかってしまい。
またちょっとした岩場が続き娘にはちょっとキツかったかな。蓼科山は次回にとっておきましょう。
それにしても凍てつく双子池。とっても静かだった。人によっては寒々しい景色と映るのかもしれませんが、心が静まり穏やかなる。神秘を感じていました。
もう少しいたかったけれど時間が...。後髪を引かれる思いで竜源橋へ。
最後はヘッドランプの光で下山。真っ暗闇の樹林帯に入っていくのは怖かったみたいですが、これもまた経験です。
中1の娘には山の全て経験が新鮮なのだろうな〜。僕は高1から山に登り始めましたが、これが舞台が同じ冬の八ヶ岳。娘の歩く姿とあの頃の自分の姿を重ね合わせていました。
この数年間、首を壊していて僕自身があまり山に登れていなく、特にこの1年は。夏に首の手術が大成功。秋以降、山登りを再開。
やっと娘をちゃんと山に連れて行けるようになった。僕にとっての1つの目標をスタート。
特に娘とは学校の長期休みの時にしか会えないからね、娘の休みに僕の休みを合わせてこれからも山行を積み重ねていきたい。
とにかく歩き混むこと。体力強化は当然のこと、あとはバテ慣れする事。バテた時にはどうするのか、栄養補給や水分補給なら何がいいのか、小刻みな休憩なのか、早く歩かない代わりにあまり長く休憩を取らないのか、呼吸法、インナーが濡れていたら着替えて体を温める、まあ色々あります。
まずは自分のパターン、リズムをつくること。そして上手にバテること。また苦しい時には疑問を抱かない心。なんでこんな寒い時にこんなキツイ山に登っているのだろうかと。人生、疑問を抱き始めたらキリがないでしょ〜。
さすがに後半は疲れていたようでしたが、気持ちが切れていなかったから大丈夫。新たなテーマが複数見つかった素晴らしい山登りとなりましたね。冬休みの間にあと何回、山登りできるかな。
点と点をどの様に繋げていくのか、これは人生最大のテーマであり醍醐味です。
連れていきたい山ばかりで次の山は悩むな〜。