21日にABC入りしたが風が強く、せっかく設置したテントも2張り裂けてしまった。
ラッセル隊の石川君とも会ったが、高度障害による頭痛に苦しめらているようで、辛そうだった。
1997年に私もラッセル隊に参加し、頂上を目指したが、欧米人特有の急激な高所順化スケジュールで、いきなり6400メートルにあがり、そこでの滞在時間が長いために高山病の洗礼を受けてしまう。
日本人よりも欧米人のほうが、肉体的に高所に強い感じがする。石川君は、まさにその渦中にあり、1997年の私同様に初っ端の高所順化に失敗し、それが後々までひびき山頂アタックに影響しなければいいのだが...。石川君は自分で行動スケジュール(タクティクス)を組み、ラッセル氏に相談したほうがいいのでは。
我が隊のシェルパもちらほらと体調を崩し、何人かBCへと下りていった。中国隊員のツェリンも鼻血を出し、頭痛と吐き気で苦しみ、点滴と注射でなんとか元気を取り戻し、BCへ下りた。
このチベット人のツェリンのように高所民族でも時には、高所で体調を崩す。死に到るケースさえある。
したがって、我々日本人のような海抜0メートルに住む低所民族は慎重に高度を上げなければ命取りにつながる。
ところでBCの妊婦はどうしているんだろうか...。高所民族とはいえ、やはり心配だ。
なんとかカトマンズに話を戻そう!
ABCでは早速、昨年秋の韓国隊と見られるハングル語のゴミを発見。韓国隊員の李さんは苦い顔をしていた。
まあ~これからです。気になさんな。
一緒に掃除しましょう!
当ウェブサイトに掲載されている記事、写真、ビデオなどの無許可転載、転用を禁止いたします。
Copyright(c) Office NOGUCHI KEN. All rights reserved.Never reproduce or republicate without written permission.
Powered By Advenproducts Inc.