富士山、熊本の皆とやりました!
熊本・益城町で運営していたテント村。その時に子供たちと約束した富士山登山。
まだ余震が続く被災地で子供たちが「富士山に登りたい!」と目をキラキラさせながら話していました。
避難生活の中では特にモチベーション、楽しみ、目標を持つことは大切。そして震災という過酷な記憶の中に皆で富士山に登ったという楽しかった思い出を加えてほしいと富士山クラブにご相談し実現しました。
僕は僕で直前までの入院生活。入院中は富士山登山をイメージしながら院内の階段の上り下り。二週間の入院生活でしたが驚くほど足が細くなり体力低下に驚きました。
正直、この状況で果たして富士山に登れるのかな~と不安でしたが、しかし、歯を食いしばりながら山頂を目指す子供たちの姿に勇気をもらいました。
山頂では、テント村での出来事を思い出しながら、また自身の入院生活を振り返りながら、ついつい目頭が熱くなりました。
今まで何度、富士山に登ったかもう分かりませんが、しかし、この富士山登山は間違いなく生涯忘れる事のない出来事となりました。
富士山からの下山中、考えていたのは一回だけの登山で終わらせたくないということ。
そうだ!「テント村登山部」はどうだろうか。定期的に彼らと色々な山に登る。九州の山にも一緒に登ってみたい。
今回、参加できなかった子供たちもいたし、僕たちの挑戦はまだ終わっていないようなそんな事を考えていました。
さて、次回はどこに登ろうか。今からワクワク!
富士山登頂後、森の学校に藤巻亮太さんが駆けつけて下さった。亮さんはテント村にも来てくれて、子供たちとサッカーをやってくれました。
子供たちにとっても亮さんはスターです。その亮さんの登場にみんな喜んでくれました。そして何曲も歌ってくれて。
最後は皆で「上を向いて歩こう」を歌いました。素敵な夜となりました。
亮さん、本当にありがとう。
この「クマモト・エイド・富士山チャレンジ2016」には、株式会社ナベカヰさん、マスト東京積和会さん、富士急行さん、野口健・熊本地震テント村プロジェクト基金、
NPO法人富士山クラブのご支援、サポートを受けながら実現致しました。本当に有難うございました。心から感謝いらしています。