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2009年マナスル清掃登山 , レポート・インタビュー記事 , 富士山 , 富士山清掃

マナスル・富士山同時清掃 富士山スタッフレポート

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2009/04/13

マナスル・富士山同時清掃 富士山スタッフレポート

 4月12日、マナスル・富士山同時清掃が行われた。同時清掃が行われたマナスルふもとのサマガオンと富士山、どちらも快晴のなか行うことができた。昨年同様、富士山清掃隊長は女優の若村麻由美さん。第1回目から、毎年、富士山清掃隊長を務めてくれている若村さんもすっかり、隊長が板に着いているようだ。
開会式清掃1
はればれとした天気の中、清掃活動開始

 富士山側は、147名の一般募集の方々が参加してくれた。今年も全国から集まり、インドで清掃活動を行ってきたジャマイカ人の方も参加した。どんどん、インターナショナルになってくる。今年の清掃場所は、精進湖近くの樹海。富士山クラブが創立して10年。私たちも、富士山クラブとともに、富士山の清掃を行ってきましたが、数年前に比べ、参加者が激増。ご存じのとおり、5合目から上の富士山は本当にきれいになった。登山客が自発的にごみを拾いながら登っていく様も珍しくなくなった。そこで、清掃ポイントを富士山裾野に広がる樹海に移して行ってきたが、樹海もどんどんきれいになり、この様子だと清掃も必要なくなるのでは!!などと思ってウキウキしていた。しかし・・・・・


 今日の清掃場所を見て、私たちは本当にうんざりしてしまった。とても取りきれないゴミが一面に埋まっているではないか。約30年前のごみで、一斗缶、空き缶、トタン、便器などなど・・・富士山清掃活動が本格的に行われる夏では、このあたりは、草が生い茂り、とてもなかには入れない状態になるそうで、この時期しか、清掃を行うことができないのだ。掘っても掘ってもごみが出てくる・・・
北川さん清掃2
元環境政務官の北川知克先生も一般参加してくれました

 約2時間弱の清掃で大量のゴミを集めることができた。清掃現場は、横長に約300メートル広がっている。集めてごみをトラックが止めてある市道まで運ばなくてはいけないのだが、これに相当の時間がかかった。全員が横一列になり、ごみをバケツリレーで運ぶ。運んでも運んでも、全然ごみが減らない。ゴミ袋にはいらず、粗大ゴミにあたるトタンや一斗缶などが多いこともあり、少しづつしか運べないのである。すでに清掃終了時間もオーバーしていることから、泣く泣く、回収したごみすべてを運ぶことを断念。次回の富士山クラブでの清掃活動時に、このごみの回収もしてもらうこととなった。それでも、トラックで運んだごみは、1.5トントラックで3回分。約4.5トン(総重量1870kg)のごみの回収を行うことができた。
バケツリレーバケツリレー2

バケツリレーでごみを運ぶ

 10年間、年に数十回、富士山清掃活動を行っている富士山クラブでも、回収したごみを運べずに樹海に置いてきたことは過去に1回だけ。とても残念な結果となったしまった。しかし、これだけのごみがまだまだ樹海に埋まっているということは、やはり、われわれの活動も終わりでないという事。次回の清掃に向けて、ますますの意欲が湧いてきた。

 その後のヒマラヤ・サマガオン村の野口隊とのテレビ電話での通信が行われるため、一同富士山クラブ「もりの学校」の講堂に集合。何度か、電話のベルがなるが、なかなか繋がらない・・・若村隊長の顔にも不安が広がる。何回目かのベルの後、
みんなの「繋がれ!!」という願いが届いたのか、テレビモニターに野口隊長の顔が大きく映し出され、講堂に歓声が上がった。野口隊長からサマガオンでのごみに対する村人の対応や今日の清掃活動の成果の報告などを聞いた。
中継集合写真
ヒマラヤとのテレビ中継も無事行われました


 富士山清掃活動においては、ここ数年でかなりの変化を見てきた。数年前は、本当になかなか人が集まらず、苦労したこともあったが、ここ1・2年では、応募が集まりすぎて、お断りしている状態。ぱっと目に見えての汚れた富士山の姿は、どんどんなくなっていった。ネパールでも、シェルパ達が自主的にヒマラヤの清掃活動を始めたり、サマガオンというネパールのなかでも特に小さく貧しい村でも、ごみのルールを作り、自分たちの生活を変えている。私たちがやってきたことが、成果となって表れていることに、改めて、感慨深い思いを感じた。

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