1月9日、フェイスブックに投稿されたものをまとめました。
アディカリ君とレンジョパス(峠)にて。ゴーキョピークを下った翌日は快晴無風。風がないと暖かい。それにしてもレンジョパスは始めてでしたがエベレスト街道で最も景色がいいんじゃないかな。圧巻のビューでした。
これがレンジョパスからの眺め!眼下にゴーキョレーク。左奥にはマカルー。移動日だったので日中の景色ですが、ここにテントを張っていたらさぞかし素敵な写真を撮れただろうと・・・。次回はレンジョパスにテントを張ります。それにしても完璧なビューでした。
ゴーキョピーク山頂から撮影した日の出。この時も風が強くテントから出るのも大変でテント内からブルブルと震えながら撮影しました。なかなか美しいでしょ。でもこの現場にいるのも結構大変なんですよ。
ゴーキョピークから下山してから知りましたが我々がゴーキョピーク山頂にてテント泊したその日から二日間この地域はかなりの強風が吹き荒れ、クムジュン村やクンデ村、ターメ村でもその被害が大きく何件もの家の屋根が吹き飛ばされ、クンデ村では飛んできたトタン屋根に直撃した男性が意識不明の危篤状態とのこと。
シェルパの話では5年ぶりぐらいの強風被害。あのゴーキョ山頂ではテントが吹っ飛ぶんじゃないかと一睡もできなかったわけです。10月下旬から雪が降っていないクンブ地方(エベレスト街道)。僕にとってこれほど雪の降らないヒマラヤの冬は始めて。異常気象?なのだろうか。
レンジョパスを超えターメに向かっている最中に不思議な世界と出会った。そのままあちらの世界へと導かれていかれそうな・・・。写真を撮るようになってからいままで気が付かなかった世界が見えてくるような。登山家にとってはヒマラヤは神々の領域に踏み込んでまでもその頂きを目指すものですが、ヒマラヤの民は違う。彼らはヒマラヤの山々を神と崇め崇拝してきた。
ヒマラヤを撮るようになってから自身の中で変化を感じるのはまさにヒマラヤの民の「崇める」ではないが「頂きを目指す」という、いわゆる征服欲というよりも、ただただ眺め、そして拝みたくなる心境。まさに「神々の頂」ということなのだろうか。
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