僕の相棒を紹介します。アディカリ・ミンマ君(25)。彼はシェルパ族とアディカリ族のハーフ。つまり僕と一緒。クムジュン村に生まれ育ち、トリブバン大学卒(日本でいう東京大学)というインテリ。学生中に日本語を勉強し日本語はベラベラ。とにかく頭の回転が早くてね、こんなに頭のいい奴がヒマラヤにいたんだぁ~と驚いた。
僕とは昨年の春のヒマラヤから一緒になりましたが、彼は日本人以上に日本人。ものすごく丁寧で繊細で人の気持ちがよく分かる。僕の心のひだまで理解しているんじゃないかな。そのまま日本に連れて帰ってうちの事務所のスタッフにしたいぐらい。
僕が彼の事を好きなのはいつもネパールや自分の故郷の将来について考えていること。ネパールを、クムジュン村をよくしたいと。二人でいつもそういう話をしています。そして趣味も一緒。彼もカメラ小僧。特に星を撮るのが好きで寒いなか、三脚建てて星を撮っている。
そんなアディカリ君は日本人トレッカーと山に登りながら日本語をさらに覚えたいとのこと。日本にはなかなかいない好青年です。日本とネパールの懸け橋になるような、そんな可能性を彼から感じています。
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