ネパール側同様に、チベット側も登山隊で込み合っていた。特に日本隊は先に「法政大学隊」「東北隊」「福岡隊]「北海道隊」と4隊が入っていた。大半は上部キャンプへと向かっていた。午前10時、チベット登山協会のチョモランマBC代表が我々のテントに訪れ、我々の清掃隊を大歓迎してくれた。早速、彼らの基地に呼ばれ、打ち合わせが始まった。チベット登山協会の協力は、人員を4名出すこと。また、回収したゴミを下ろす為に必用なヤク(高所牛)の提供、BCまで下ろしたゴミの焼却、等が約束され、また、遺体を回収し下ろすことを決定した。

 BCまで下ろした遺体の身元を確認し、遺族の希望の確認、身元が判明しない場合はクレパスに埋めるか、焼却するか、その状況により判断する。遺体の回収というそれなりに抵抗のある作業にシェルパ達も動揺したが、しかし、登山ルートに遺体が放置されるのも、異常な状況であり、可能な範囲で遺体回収を決断した。

 午後になると中国のテレビ局の取材が入り、なんと私は中国の全国ネットの生中継で紹介された。下手な英語をフルに生かし、汗をかきながら無事に生中継を終えた。「野口チョモランマ清掃登山隊」も予想以上に地元中国で反響があり、少しは日中友好関係に貢献したのかなと、喜びを感じた。その分だけ期待されているのだから、頑張らなければならない。ますます[太陽」との分れを惜しんでいる場合じゃなくなってきた。

 シェルパ達も当初清掃隊なるものに驚いていたが、ネパール・中国での反響の大きさに、この活動にやりがいを感じ始めている。彼らもチョモランマの歴史にこの活動が残ると胸を張っている姿が頼もしく、またかっこよかった。この隊は日本・ネパール・中国の合同隊へと姿を変えていった。全てが理想的な展開に、ますます気合が入った。

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