(野口より無線による連絡)

---今日(4月27日)は野口・村口はノース・コル(7000m)へと向かいました。しかし、野口は咳がひどくなったため、200mほど登ったところで戻ったそうです。---

 

(野口より無線による連絡)

「風がとても強くて、97年に初めてチョモランマを目指した時と似ています。シェルパたちも頭痛や咳、吐き気、あるいは強風により喉をやられたり…。(どれも高山病の症状ではありますが)皆、薬が手放せない状況。しかし、シェルパたち

もがんばって引き続き7000m以上のゴミを回収します!(野口)」

「上から下りてくる途中、日本のゴミをいくつか見つけ、持ち帰ってきました。『太陽の酒・からふと』『あけぼのさんま』缶詰、粉末ジュースの入れ物、などです。ゴミはこれだけではなく、恐らくまだ雪に埋もれて大量にあるはず…。」

 

日本隊と韓国隊のものと思われるゴミが見つかった

「今日(4月27日)は風が強くて喉をやられ、早めに下りてきましたが、明日、必ず探しだして回収してきたいと思います。昨年は風はあまり強くありませんでしたが、雪が多く、ゴミの回収にも手間取りました。」

「今年は非常に寒くて風が強いぶん、雪は少ない。ですから、去年の1.5トンよりももっと多くのゴミを回収したいと思っています。」

「最低でも2トン、できれば2.5~3トンをと思っています。今年はシェルパ総勢30人、うち10人は体調などの関係であまり戦力にはならないので、20人のシェルパと一緒になんとかがんばりたいと思います。」



---グルジアのギアとドクターは昨日夕方ベースキャンプに戻ってきました。2~3日休んでから再度上へ上がると予定です。李さんとツェリンは今朝、上へ上がっていき、今日は、チャンツェ・ベースキャンプに泊予定です。---

2001年4月27日
ベースキャンプマネージャー 増田裕子より報告

カテゴリー別

ブログ内検索

野口健公式ウェブサイト


(有)野口健事務所 TEL: 0555-25-6215 FAX: 0555-25-6216