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社会貢献者受賞で感じたこと

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2001/10/30

社会貢献者受賞で感じたこと

10月29日、東京全日空ホテルで社会貢献支援財団による社会貢献者表彰式が行われた。この社会貢献者表彰は3部門に分かれている。まず、第一部門は「緊急時の功績」、第二部門は「多年にわたる功労」、第三部門は「特定分野の功績」である。何故か、僕がこの第二部門の「多年にわたる功労」に選ばれた。

チョモランマでの清掃活動や、日本の富士山での清掃活動、環境教育への取り組みが評価され、社会貢献支援財団から推薦された。会場には常陸宮殿下、常陸宮妃殿下がご臨席され、選考委員長の曽野綾子さんの挨拶から始まり、計26人の表彰が行われた。その中に亜細亜大学の後輩、横田宗さんも含まれており、彼は学生時代からフィリピンの孤児院の修復や設備の更新の実現の為にボランティアグループACTIONを設立した。

その後も着実に実績を積み重ね表彰された。彼も僕と同じく亜細亜大学に一芸一能入試枠で入学。ボランティアへの強い意志に大学側が期待したのだろう。この26人の中に2人の亜細亜大学OBが含まれただけではなく、亜細亜大入学当時にマスコミや大学内の教授会による一芸一能入試制度へのバッシングが展開されていただけに、一芸一能入学の仲間の活躍は嬉しい。また、僕も清掃活動での表彰は初めてで、着実に環境問題への取り組みが浸透しつつあることに喜びを感じた。

7大陸最高峰登頂から、やっと次のテーマであるチョモランマ清掃登山をきっかけにした日本社会及びアジア諸国への環境意識に対する問題定義を目的としたこの活動が評価され、その件での表彰は今後の活動の励みになる。世界最高峰の清掃活動は世界一過酷な清掃活動でもある。場所が場所だけに、多くのリスクを背負わなければならない。正直、逃げ出したくなる事もある。

それでも続けているのは、いつか必ずこの苦しい清掃活動が日本やアジア諸国の社会に役立つ、貢献できるだろうと、信じてのことだ。だから、この度の日本財団賞の受賞は本当に嬉しかった。

しかし、これからが本番です。まだまだ、超えなければならない壁はいくつも残されている。心を引き締めて前へ前へと進まなきゃ!

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