エコツーリズム , 世界遺産 , 小笠原 , 環境学校

2003/07/25

小笠原で自然学校

 



 やはり小笠原は「東洋のガラパゴス」だった。憧れの小笠原は予想を遥かに超えて魅力的な別天地だった。3日間の滞在で行けなかった母島など次回のテーマも沢山ある。

 人との会いも素晴らしかった。あれだけ出会いと別れに熱い島は初めてだ。帰りの船に乗り込み甲板から「さよならー」と手を振る。そして何艘もの小型船が一時間近くも追いかけてお見送りしてくれ、最後に島の方々がボートから海に飛び込んで、海の中から手を振ってくれた。人の情に飢えていたわけじゃないのに目頭が熱くいなった。都会の生活で失ってしまった人として最も大切な人の暖かさが小笠原にはあった。案内してくださった山田氏とももっともっとお話をしたかった。まだまだ聞きたいことが山ほどある。

 そして小笠原で一つの新たな夢が生まれた。この特別な場所で子供達と自然学校をやりたい。小笠原そのものが環境教育だ。「海のエコツアー」「山のエコツアー」そして独特の歴史をもつ小笠原の「カルチャーツアー」など内容は盛りだくさんだ。島の子供たちとも交流したい。エベレスト、そして富士山のゴミと格闘して4年目。タンザニアのンゴロンゴロ国立公園やガラパゴスといった世界に誇る世界遺産を目にしてきて、正直なとこ
「富士山を世界遺産に」
と声を上げながらもどこかで遥か彼方の目標のようで時に怯みそうになるけれど、そんな時に訪れた小笠原諸島が僕に勇気をくれた。日本にも世界に誇れる自然がある。そんな素敵な自然をもっている日本人はとても恵まれている。しかし、恵まれすぎていて恵まれていることを忘れてしまい、時にその自然に対して横暴になってしまう。素敵な自然があるからこそ、守りたいという気持ちが生まれてくるのだ。

 来年3月、この美しい小笠原諸島で子供達と共に自然との関わり方を考えていきたい。
 

 

 

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