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都レンジャーYEAR
-日本初の現場型レンジャー誕生へ-

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2004/01/25

都レンジャーYEAR
-日本初の現場型レンジャー誕生へ-

10日間の小笠原滞在は私にとって大きな意味があった。それは新宿(都庁)でどれだけ会議を行っても現場に行かなければ分からない事が多々ある。レンジャーは現場感覚がなによりも優先される。今夏 スタートする予定の都レンジャーの役割、そして小笠原諸島の島民になにを求められ期待されているのか じっくりと耳を傾けてきた。

 小笠原滞在中、可能な限り多くの地元関係者と意見交換を行った。
 なかには
「東京都が勝手な事するな!」
「また一方的に規則を作るのか!」
「南島のように島民の意見を無視して新たな取締りを行う為のレンジャーか!」
などといった批判的な意見もあった。
 また
「是非 小笠原で対立する地元の環境保全に対する意見をまとめてほしい」
「東京都は今まで勝手に決めてきた。だから都レンジャーには現地の事をよく知ってもらいたい」
「このままでは小笠原はダメになる。都レンジャーには救世主になってほしい」
 といった賛成意見もだされた。

 私の考えている都レンジャーの役割は 地元の方々と一緒になって小笠原の進むべき方向性を考えていくこと。小笠原の自然環境や地元の人々の生活など あらゆる状況を把握し その中で生まれてくるアイディアを東京都に提案する。
 また、地元との十分な協議の上で必要な環境保全の為のルールを作り、また時に監視活動を行わなければならない。そして、大切なのは地元小笠原と東京都の間で中立を保つこと。それが現場にいるレンジャーの存在価値だ。

 しかし、日本にはアメリカのような行政サイドにその国立公園などの自然公園を知り尽くしているスペシャリストがいない。小笠原諸島には環境省のレンジャーが一人も常駐していないのが現実だ。霞ヶ関にいては現地の事情など分かるはずもない。私は現場感覚を持つ行政サイドの本当のレンジャーのプロを作りたいとずっと感じてきた。

 それだけに石原都知事の英断には本当に感動した。しかし 同時に日本で始めての地方自治体によるレンジャー制度だけに現場主義の実態ある本物のレンジャーを目指さなければ意味がない。今年は私にとって都レンジャーYEAR。精一杯、都レンジャーに専念したい。



貴重な意見・要望がなされた



議論は約二時間に渡って行われた


母島のガイドの方たちと



母島・石門の調査・研究


崖崩れの被害を前に


ちょっと休憩


母島・村民会館にて講演会


会場は超満員


講演が終わると惜しみない拍手が送られた


真剣な表情で野口の話を聞く地元の小学生


自らの体験をわかいやすい言葉で


小学生からは何度も質問が飛び交った


小笠原太鼓で別れを惜しむ


「また来てね!」


小笠原名物「船でのお見送り」


「また三月に来ます!」

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