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エコツーリズム , 小笠原 , 環境学校

小笠原の環境メッセンジャー

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2004/06/05

小笠原の環境メッセンジャー

この春に小笠原で開催された自然学校には内地と島の子供たちが参加した。最終日に僕から「この学校で経験して『ハイ!終わり』じゃない。これからは皆が自分でなにが出来るのか、皆のアクションに期待している」と生徒たちに伝えていたのだが、驚いたことに早くも子供たちのアクションが始まっていた。



 5月下旬に都レンジャーの打合せ、小笠原村への要望もあり小笠原を訪れていた。ある夜、いつもお世話になっているセーボレーさん宅で自然学校に参加した島の子供たちと再会した。彼らが僕に報告したいことがあるというので、話を聞いてみた。自然学校が終了してから彼らが島にどれくらい不法投棄された車があるのか調査してみたらおおよそ50台と分かった。まずはその捨てられた車の持ち主探しから始まり6~7人の身元が判明。早速、子供たちが直接その張本人の元へ出向き、「車の撤去をお願いします。捨てたままにしないでください」と直訴。聞き入れてもらえなかった人もいれば「申し訳ない」とちゃんと処理した人もいたそうです。

 そして身元の分からないもので国有地に捨てられたものに対しては林野庁に足を運び監督責任を求めたり、村有地なら村役場にその対応を要望していた。森下村長も「村の子供たちが頑張っている。我々大人がしっかりしなければ」と子供たちの行動を評価し、村としても取り組むとおっしゃっていた。また子供たちが、これ以上不法投棄させないと、手書きでポスターを書き、村の掲示板に貼り付け、村民の環境に対する意識改革を訴えていた。



 「来年の自然学校(環境学校に改名される)までに不法投棄された50台の車のうち30台の撤去を目指す!」と僕に宣言してくれた。この彼らのアクションこそが環境メッセンジャーの真の姿であり、彼らの活躍で確実に大人たちが動き出したのだ。子供たちが社会を変える。それを証明してくれた彼らに感謝し、またとても誇りに感じる。頼もしい僕の仲間たちだ。

 本年度も富士山・白神山地・屋久島・小笠原と環境学校を開催していく。毎年、100人の環境メッセンジャー誕生を目指し、子供たちと一緒にこの日本を守っていきたい。

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