2009年マナスル清掃登山

2009/05/18

サマ村での歓迎会

 清掃翌日、今度はサマ村の村人が我々一行に対し歓迎会を開いてくださった。歓迎会といっても村を挙げて開催され数百人に囲まれてである。チベット形式で行われ私も彼らの伝統的な着物を着用した。なかなか似合うでしょ?
この写真をトップに

サマ村の伝統的な着物を着て
サマ村で歓迎会が開かれた
サマ村で歓迎会が開かれた

「冬虫夏草」事件では一部の村人と激しくやりあったがもう一昔前の出来事だ。いつしか村人も私をよそ者扱いせず受け入れてくれていた。そして一緒になって多くの課題に対し考え取り組もうとしている。言葉は通じないがいつしか心が通じ合っていた。
学校の子供たちが出迎えてくれた
学校の子供たちが出迎えてくれた

この学校建設にしろ、そこからさらに広がっていくプロジェクトについて、これからも様々な困難にぶつかるのは容易に想像できる。そもそもネパールでのプロジェクトだ。ここは日本ではない。すんなりと行くはずもない。しかもサマ村はネパールの中でも未開発地である。
サマ村の長老と並ぶ

サマ村の長老と並ぶ

「冬虫夏草事件」が象徴しているように我々とは大きく感覚が異なる。文化もまた生息している自然環境も大きく異なる両者が、一緒になって取り組むわけだから、時にぶつかることもあるでしょう。そこを1つ1つどのように解決し前へ進んでいくのか、互いが意固地にならず理解し合うことが重要だ。学校という建物を作るのだが、大切な事はハード面よりも互いのソフト面だ。学校プロジェクトをきっかけに互いに新たなマインドを構築していかなければならない。これは逆に私が彼らから学ぶべきことが多いはずだ。
伝統的な着物に着替える_MG_4092

 歓迎会で子供たちがダンスを披露してくれたが、そのダンスを眺めながらこのサマ村と運命共同体になりつつあると感じていた。
_MG_4062_MG_3714

 生半可な気持ちでは息が続かなくなるぞ!といった緊張感と、新たなテーマを明確に捉えた時に味あう高揚感を同時に感じていた。私はこの瞬間が好きだ。その分だけ背負う責任は増すが30代半ばになればそれも使命である。頭の中でこれから先に展開されていくであろう出来事をイメージし、それらをどのように実現させていくのか、これからも多くの方々の知恵を吸収しながら確実に一歩一歩進みたい。

2009年5月15日 サマ村にて 野口健

サマ村での歓迎会と同じカテゴリの前後4件

カテゴリー別

ブログ内検索

野口健公式ウェブサイト


(有)野口健事務所 TEL: 0555-25-6215 FAX: 0555-25-6216