カトマンズを出発しキャラバン開始してから5日目。カトマンズ最後の夜は行きつけの日本レストランのロイヤル華で日本食を頂き、二階にある中国足裏道?で足裏のマッサージを受けましたが、これもヒマラヤ遠征前の日課のようなものですが、これが猛烈な刺激的な痛み?で「ヒィーヒィー」と悲鳴を上げながら耐え続けるしかない。しかし、これが効く効く。今回はヒマラヤ出発直前まで日々移動が続き準備はたったの一日。故に日本を発つ前日は徹夜状態。したがって寝不足がピークになっていて、それが足裏にも現れるとのこと。「あ~ 野口さん、寝不足ですね。痛いですよ!もん絶しますよ!」と言ってグリグリ。その度に「ギャー」と悲鳴。痛みに耐えた影響か、足つぼの影響なのか、その夜はグッスリ。ベットに寝転んだ瞬間に気絶?おかげでグッスリと眠られました。それにしても「もん絶」とはなかなかマニアックな表現でした。
キャラバン出発前夜・足裏マッサージに悲鳴をあげる
3日からキャラバンスタート。まずはキャラバンスタートの地となるブルブレ村へ。ガタガタ道を8時間、ポンコツバスの中を思いっきり揺られ、途中で乗り換え、ブルブレ村に到着した時には完全にヘロヘロ。もう放心状態。
カトマンズ出発!
バスを乗り換えようやく到着
8時間もバスに揺られヘトヘト
腰つきが色っぽい?
以下 今日までの工程です。
4月3日 カトマンズ~ブルブレ村(840M)
4日 ブルブレ村~シャンゲ村(1100M)
5日 シャンゲ村~タール村(1700M)
6日 タール村~ティマング村(2270M)
7日 ティマング村~ブラタン村(2850M)

喫
茶店?にてお茶を頂く
シェルパのダワタシと
最初の3日間は標高が低いこともあり、暑くてグッタリ。汗が流れ続け髪の毛もボサボサのまま、トボトボと歩くのに必死。ただ、キャラバンルートはいくつもの村と村を繋いでいるだけに人々の生活をのぞく事ができる。なんともほのぼのしていて、またスローで、忙殺されていた日本での生活とのギャップにホッとしたものでした。
こんな山の中でも公共事業が盛んに行われていて山を削っては道を作っているのだが、断崖絶壁での作業であり見ていて怖かった。危険な現場だ。
ヒマラヤにも公共事業?
アンナプルナ2峰の雄姿
ティマング村の朝、遠くにマナスル峰が見えた。さすがに8000Mを超える山はとてつもなく大きい。昨年、あの山に挑み見事に跳ね返された。今回は6000級のピーク2峰(チュルー西峰6419M・ピサンピーク6091M)の登頂を予定していますが、それだけでも精一杯なのに8000M級となると・・・。マナスル峰を眺めながら思わず「8000M級はもう無理!」と声を上げたらシェルパ達に「まだまだ、登れるよ!頑張って!来年は一緒にマナスル峰に登ろう!今度は登れるよ!」と、「本当かねぇ~とまだマナスルに登れるだけの体力残っているかなぁ~」と、ただおだてられればすぐにその気になってしまう性質なので「OK!」と取りあえず応えておきましたが、いやはや・・・どうでしょうか。
お腹すいたなぁ~
ヒマラヤ犬? 撮影・野口
こんな所にもインターネットカフェが・・・
ビールに「ぷはー」の平賀カメラマン
今回も平賀カメラマンと写真対決を行うので特に気に入った写真には「撮影・野口」、「撮影・平賀」とキャプションが入りますので、遠征後、どちらの写真に軍配があがるのか、皆さんが審判ですからよくよく見ておいてくださいね!
岸壁にマオイストの印が落書きされていた 撮影野口
風に揺られる麦畑 撮影 野口
2010年 4月7日 ブラタン村にて 野口健