4月23日に行われました、エベレスト・富士山同時清掃でしたが・・・・悪天候のため、富士山清掃を行うことができませんでした。
当日は、朝から激しく雨が降り、早朝より、若村麻由美隊長はじめ、スタッフが富士山クラブもりの学校に集合し、開催できないものかどうか、話し合いが行われました。しかし、山梨県全域に「大雨、洪水注意報」が出ており、午後に向け、天候が回復しないかと、なんども天気予報を確認しましたが、
一向に回復の兆しは見られず・・・多少の雨でも、開催出来るのではと、とりあえず、清掃場所の下見に、向かいました。すでに、かなりの雨量でしたが、清掃場所を3箇所見て回りました。その間、約20分。かなりしっかりと雨具を来ていたのですが、風も出てきて、この状況で1時間も外にいるのは、難しいだろうと、判断しました。
若村隊長より、集まってくれた皆さんに清掃中止を報告。若村隊長は、もちろん清掃をすることは大切だけれども、とにかく安全第一、無理をして風邪でも引いて、清掃活動が楽しくない思い出になってしまうことはとても残念、今回は残念ながら、活動はできなかったけれど、是非、また参加して欲しいとの話がありました。
活動の変わりに、富士山クラブによる富士山のプレゼンテーションが行われ、みんな真剣に富士山に関しての話を聞いてくれました。
清掃に参加してくれたマジシャンSHINGOさんが、華麗なマジックを見せてくれました。
そして、予定時間より早めに、エベレストBCの野口隊長との中継に成功しました。
野口隊長の元気な声にみんなが歓声をあげました。そして、野口隊長より、エベレストBCのゴミが無くなったとの報告がありました。他の隊もシェルパたちも当たり前にごみを片付けるようになっており、数年前の状況とは全く違っていたようです。しかし、上部では、そういうわけにはいかないようで、今後、上部での清掃活動を行うとのことでした。
無事に中継が成功しました。
そして、今回は、この清掃活動を自粛したほうがよいのかと、野口、若村隊長の間で、なんども話し合いが行われました。東日本大震災後、あまりの衝撃に日本全体が元気を失ってしまい、また、全国的に余震の不安もあり、イベントの自粛も相次いでました。しかし、イベントを自粛して、家にこもっていることが本当に良いことなのか・・・元気に活動し、このエネルギーを何らかの形で被災地に届けることができれば、良いのではないか・・・
そんな思いより、同時清掃を行うこととし、被災地へメッセージを送ることにしました。
日の丸のメッセージは、野口健が帰国後、岩手県陸前高田市の広田小学校に持っていきます。また、被災地で大変な激務をしてくれている自衛隊のみなさんにもメッセージを書きました。これは、若村隊長を通じて、自衛隊の方に届けてもらいます。
みんなでメッセージを書きました
野口健事務所